RI国際大会レポート
ソルトレイクシティにて開催のRI国際大会に出席中の
刀根荘兵衛地区手続規則委員長よりレポートと写真が届きました。
大会2日か目となると、すっかり日本人は退散している。
大会のアシスタントのSAAしている日本人にすら誰にも会わなかった。
ほとんどの日本人が開会式だけに参加して、あとは観光に出かけているためだろうと思われる。
しかし、外国人はたくさん残って会場はほぼ満席だった。
外国人特に欧米人はせっかく来た大会を楽しもうという雰囲気で、ゆっくりとロータリーをENJOYし、
そのあと旅行をしているようだ。
だから、日本人のように高い登録料を払って1日目の開会式だけに出て、あとはとにかく観光というのは、
不思議な光景に映るのかもしれないし、あまり尊敬されていないようだ。
また、大会の進行もスムーズで日本みたいに来賓が壇上に所狭しと居並び次々と長い祝辞を言うこともなく、大変あっさりとしている。
しかし、その分、余興は随所にあり、ロータリアンを楽しませてくれるようだ。
まあ、半分はエンターテイメントという感じだが…。
また、それと並行して、ロータリーに関する分科会も開催されている。
水と保健とか広報とかロータリー家族とか会員増強とかCLPについての分科会のセクションもあるようで、熱心に討論しているようだ。
これも言葉の関係もあるが、日本人は参加はほとんどないと言う。
国際化をはかり、日本人が世界のロータリーの中で尊敬される立場になるためには、
この辺の考え方を世界レベルに合わせなければならないとしみじみと感じた。
2日か目は歴代RI会長の紹介、現職理事、次年度理事などの紹介があった。
ほぼ全員が夫人同伴で、仲良く手をつないでステージに上がり手を振るパターンだが、
日本人理事も真似をして、手をつないで壇上に上がっていた。
まあ、日本では(地区大会などでは)こんなことはまずないだろうと思った。
渡辺理事・小沢次年度理事は一人で参加していたのが印象的だった。
このあと、ポリオ関係の講演や対談などがあった。
(かく言う私もこの辺で退散して、帰路につきますが…。)
しかし、ソルトレークは一言でいえば、地方の田舎町の感がぬぐえない。
ロッキー山脈のふもとにある、塩分の多いソルトレーク湖に隣接する町、
周りは木も草のない砂漠のようなところだ。
何でも迫害を逃れてここまでたどり着いたモルモン教の本山があるようで、
その関連施設がやたらと立派なのだけがひときわ目を引いた。
どこでも宗教の世界はすごいものだと思わずにはいられなかった。
全国から信者が集まるせいか、ホテルだけは整備されているようだ。
ちょうど私がクラブ会長をした時の、R・キング会長はモルモン教の大幹部と言うことだった。
本山の教会の一部は開放されており、展示館などもあり自由に見て回れた。
別にある見晴らしの良い会館らしきところにも試しに入ってみた。
入口で、参拝か観光化などと質問された。
観光だと言うと、屋上の庭でも散歩してくださいと言われエレベーターに乗った。
どこにもモルモン教の信者と思われる案内役が大勢立っており、見張り役もかねて案内してくれる。
大体年の頃なら60を過ぎたリタイヤしたオジサンが多いようだ。
アメリカではリタイヤした後は、楽しく余生を送るそうだが、
このおじさん達は教会のボランティアを楽しんでいるのだろうか。
大変長くなりました。
それではこれで、ソルトレークのレポートを終わります。
それではまた。