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山深き里に350名

クラブ広報・雑誌委員長 松岡 康毅(橿原RC

 奈良県南部は、人工造林による良質材の産出が全国的にも有名で、「吉野杉」「吉野檜」は伝統に裏付けられたブランドです。

 しかし、外材の輸入増大に伴う内地材価格の低迷により林業経営の危機を生んでいます。

 林業の再生は、地場産業の振興という面から重要であるばかりでなく、「森」の保全、即ち地球環境保全と表裏一体の関係にあります。

 当クラブには、林業関係の会員や山林保有会員が多く、林業再生に対する関心は極めて高いものがあります。

 2006年11月11日、一昨年に続き、「緑の時代をつくる」―奈良県が森林県としてよみがえるためにーと題したシンポジュームが、当クラブ外2団体の共催で開催されました。

 シンポには、林野庁企画官、森林資源管理学教授、富士通総研研究員、林業研究家などが加わり、我が国林業を取り巻く状況と林野庁の方針、林業を経営として成り立たせる為のコスト管理、後継者を育てる事ができる展望を生む林業経営の具体的実践、などについて活発な意見交換が行われました。

 特に、当クラブ所属の会員による、「大橋式」高密度路網整備の実践報告が、林業再生を可能にする方策として注目を集めました。

 大台ヶ原の麓の村で開かれたこのシンポには、県内外各地から350名をこえる参加者が集まり会場は溢れかえる盛況でした。

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