奉仕プロジェクト事業「新世代のための講演会」を開催して
奉仕プロジェクト事業「新世代のための講演会」を開催して
三国RC 奉仕プロジェクト委員長 林 与一郎
去る11月9日(木)、福井県坂井市三国体育館に於いて「新世代のための講演会」を開催しました。当クラブのテリトリー(旧三国町・旧芦原町・旧金津町)の各中学校の生徒・先生1,058名、更に民生児童委員・青少年育成市民会議・体育協会・PTA・一般市民等総勢約1,400名の来場を頂き、地域をまきこんでの一大イベントとなりました。
今年度よりCLPの導入で初の奉仕プロジェクト委員長に任命されましたが、いったい何をしたらよいのか、又委員会予算もなく各奉仕委員会のお手伝いでもすればいいのかと軽々に思いながら地区協議会に臨んだ私でしたが、分科会で講義を受け考えが一変、これは大変な委員会である事に気づきました。ガバナーのご提言も頂き、愚者なりに無い頭を絞って考えたのが先ず、新世代を対象に講演会をやろう、それに社会奉仕・職業奉仕・国際奉仕に関連したプログラムが出来ないだろうかでした。7月4日第1回の奉仕プロジェクト委員会を開き提案をしたところ、各委員長が賛成してくれたので早速事業計画の準備に入りました。最初に両市教育長に趣旨を説明、共催依頼もお願いし次に各中学校校長に事業計画を説明、生徒・先生の来場をお願いしました。講演者を『有森裕子さん』に決定し、直ちに講演者のスケジュールと学校の行事等を照らし日程を調整。その後、プロジェクト委員会を例会後に度々開き、社会奉仕委員会より今年度重要事項にある「水保全」を、職業奉仕委員会からは、先生方に水保全を学校で教育の一環にとりあげてもらい、生徒に水の大切さを認識してもらう様働きかける、さらに国際奉仕委員会からは、5年ぶりに当クラブがオーストラリアより交換学生を受け入れているので、生徒達に受入れ・派遣学生の滞在報告を聞いて頂き、交換学生のプログラムの概要を説明し関心をもって貰う、又RCに対し偏見のない生徒達にRCとはどういう組織でどんな活動をしているかを知って貰う事を目的とするパンフ作成を広報委員会にお願いし、以上の各委員会がこれで行こうと賛成して頂いた時点で何とか奉仕プロジェクト事業が出来ると自信を持ちました。9月下旬の平井ガバナーの公式訪問の際協議会において、ガバナーのご提言と励ましの言葉にこの事業が成功する、と自信から確信に変わりました。次に予算は理事会において友愛会計より支出する事を承認して貰い、更に4つの委員会よりプロジェクト事業分担金として拠出するという事で大枠の予算もとれました。後は各団体や報道関係との緻密な連絡・講演依頼・又タイムスケジュール・会場設営図・前日準備、当日の役割分担等を作成し、3年未満の会員を各役割分担リーダーになってもらい、細かい打合せ会議を開き、次ぎに例会の卓話時間に全体会議を行いました。会員全員に事業に対する理解と士気を高めて貰う狙いもあるし、奉仕プロジェクト事業を1つの委員会で行うのではなく全員で成功させたいと願ったからであります。地区より副幹事長、社会奉仕委員長、新世代・RYLA委員長のご臨席をお願いした事も会員全員が緊張感をもち成功した大きな要因であります。12月中旬に発表する水保全の「標語・作文募集」の選考がまだ残っていますが、今回このような大きな事業を成しえたのは、全会員・諸関係者のご理解とご協力のたまものであると共にCLP導入のお陰だと思っています。最後に会員全員が汗をかき、1600の椅子を搬入・搬出した会場設営作業をしたことで、「やったあ!」という達成感と会員の絆がさらに深まったこと、生徒・先生をはじめ総ての聴講者が真剣に聴いてくださったこと等が自分自身の大きな褒美だと今、静かにふりかえりながら想いをしているところです。