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spacer.gif ガバナー月信4月号
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読んで知ることの多い「ロータリーの友」




国際ロータリー第2650地区ガバナー 大久保 昇
大久保 昇

 毎年4月が、R.I.指定の「ロータリー雑誌月間」であること、そして公式地域雑誌が『ロータリーの友』(「友」と略)であり、その購読が義務づけられていることは、ロータリアンであるかぎりよく承知していることです。購読には読むことがふくまれていることもわかっているつもりです。
 ところが、80ページの「友」を一気に読み終えるということは、仕事に追われている身にとっては時間的にもなかなかできません。デスクの端に置いておこうものなら、気にはしながら2〜3日は手にとれず、そしてそのままに、ということになりがちです。正直なところです。

「友」の持ち歩き、そして拾い読みをすすめます
 一気に通読するのは無理なので、そこで、「友」はカバンにいれて持ち歩くことにし、時間の余裕があれば、拾い読みをします。
 あらためて、「友」3月号と「ガバナー月信」3月号を並べてみます。表紙は両方が東大寺二月堂でおこなわれる十一面観音 悔過法会(けかほうえ) (修二会、お水取りとよばれている)を題材とした写真ですが、「月信」は、連行衆とよばれる参籠僧と松明を写しためずらしいショットで、これは「月信」1月号の若狭神宮寺のお水送りとつながっています。お水取りが終わったら、やっと春がきまっせ、というのが春をまちのぞむ関西人の昔からのあいさつ言葉です。
 「友」掲載の「藤沢周平を通して見る庄内山形」(山田洋次監督)は、映画『たそがれ清兵衛』の制作をとおして山田監督が語る“藤沢物語”の魅力です。読書欲をかりたてられる刺激的な語り口で、これも魅力的でした。読了時間は12分。
 「秩父音頭保存の先頭に立つ『町医者』金子千侍さん」の紹介記事は、地域の伝統文化に関心をおもちのクラブ・ロータリアンには、今一度地域をみなおす示唆を得られるのではないかと思います。読了8分。
 短い時間の拾い読みでも、「友」の「卓話の泉」では、こんなことが話題になる、と教えられますし、「ロータリー・アット・ワーク」にはロータリーの奉仕活動を考えるときのヒント満載です。
 各地ロータリアンの寄稿がたくさん掲載されているのは、編集担当者の工夫です。全国のロータリアンの心を、考えを幅広く知ることができるし、広い視野から自己を問いなおす契機にもなるでしょう。2650地区ロータリアンのご投稿、ご寄稿をぜひお願いします。
 記事読了に要した時間を書きましたが、これは一例です。拾い読みでも、2週間もあればすみずみまで読み終えることができます。80ページの「友」読了です。

例会で委員長さんから「読みどころ」の紹介を
 ロータリアンにとって「友」を読むのは義務です、とおしつけるより例会で、「友」今月号に、こんな面白い、役に立つ記事がのっています、などと記事の一部を会員に紹介することで読んでいただくよう働きかけるのはどうでしょう。
 活字離れの大学生に、ある本の一部を紹介したら、何人かの学生が本を購入して回し読みをはじめた話を聞きました。小学生には読み聞かせから読書へと導くのがよい、という話も聞きました。
 クラブ例会での「友・読みどころ」紹介の例を聞かせていただけたらと願っています。

読んでもらう工夫は地区「月信」でも
 全ロータリアンに「友」を読んでもらうため、「ロータリーの友委員会」がたいへんなご苦労を重ねていらっしゃることは、誌面によく現れています。
 ロータリーをより深く知ってもらうための「友」です。親しみのある「友」は、ロータリークラブはもちろん、ロータリアンひとりひとりの道づれであり、道しるべです。
 各クラブの事務所で、「友」を保存し、バックナンバーを揃えていただくことをおすすめするとともに、あわせて、国際ロータリー発行の『ROTARY WORLD』を、車の両輪としてお読みくださるようお願いします。
 わたくしたちの地区「ガバナー月信」も、「友」や「WORLD」と同じ役割をになっていると考えています。担当委員さんのご工夫で、毎月の表紙をかざる写真は、地区4府県回り持ち、ロータリアン撮影の写真掲載、を貫いていただくとともに、読んでいただける「月信」を目指しています。お力ぞえをお願いします。
ロータリーの友
ガバナー月信
「ロータリーの友」2006年3月号表紙
“お水取り”のクライマックス
第2650地区「ガバナー月信」2006年3月号表紙
“お水取り”練行衆


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Copyright 2005 Rotary International District 2650.
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