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spacer.gif ガバナー月信3月号
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“ロータリーの顔”が見える多彩な奉仕の活動(1)




国際ロータリー第2650地区ガバナー 大久保 昇
大久保 昇
 ロータリーの顔が見える奉仕の活動――それは、経験を積み重ねているロータリアンにしろ、新入会のロータリアンにしろ、クラブが企画する地域あるいは海外への奉仕の活動・プロジェクトに主体的に参加することで、ロータリーの基本理念である「超我の奉仕」の心を実感をもって理解し、ロータリアンの誇りを自覚できるような活動をいいます。その活動は、さまざまな顔で、また、地域の個人や団体にかけ橋をかける共同の形で展開されるはずです。そんな共同の活動のなかで、また、活動を見ることで、市民のロータリーへの理解が深まることにもなるでしょう。ロータリーの顔が見える共同の奉仕活動そのものが、広報の役割を担っているというわけです。地区各ロータリークラブでは多彩な奉仕の活動・プロジェクトが計画され、実施されてきました。これら主だったものを地区全ロータリアンに知っていただくため、奈良県担当の箸尾・村島、滋賀県担当の上杉・藤田、福井県担当の松原・石川各ガバナー補佐をわずらわせて紹介いたします。なお、3県ですすめられているプロジェクトおよび京都府内クラブの活動の紹介は、次回・5月号に予定しております。(これまでに「クラブ活動報告」として掲載したぶんは、この特集からはぶきました。

「あるく奈良」から“まちづくり”へ
〈奈良ロータリークラブ/奈良県〉
「あるく奈良」から“まちづくり”へ 奈良の道はもともと歩くための道です。車のための道づくりから「あるく道」を大切にしたまちづくりに奈良は変わってゆかなければなりません。奈良RCはその第一歩として「あるく奈良」をテーマに奈良の朝を散策することの魅力を広く観光客にアピールするとともに、市民の方に奈良の良さを再発見していただくことが大切と考えました。
 そこで行政、地元各種団体とも協力して、散策コースを紹介したマップの作成配布(3万部)、市内4ヶ所に案内看板の設置、「あるく奈良」のコンセプトや見どころを紹介するホームページなどを通して「奈良の朝」のよさをPRし、今年1月15日には600人以上の市民が参加した早朝の「あるきぞめ大会」が実施されました。このプロジェクトは新聞各紙にも取り上げられ、当日の様子はNHKや奈良TVのニュースでも放映され、大きな話題となりました。(ガバナー補佐/箸尾文雄)

労働に学ぶ中学生のための職業体験講座
〈奈良大宮ロータリークラブ/奈良県〉
 労働は単に生活の糧を得る場としてのみでなく、支え合う利他の心を理念に、倫理実践の場として労働の異議を学んでもらおうと、奈良大宮RCでは1998年〜1999年度(8年前)から効果的奉仕プロジェクトの継続事業として「労働に学ぶ」という企画で地区内の奈良市立三笠中学校の2年生の生徒を対象に10〜15種類の職業
*平成17年10月22日(土)13:00〜(8年目)
*13講座=医療、銀行、保育、通信、写真技術、福祉介護、書籍、弁護士、レストラン、
 ホテル、土木設計、自動車整備、瓦製造

労働に学ぶ中学生のための職業体験講座 クラブ会員企業から講師を派遣し、それぞれの職業の一端に触れてもらっている。又、3年前からは、クラブ会員企業での「職場体験」を実施している。
 どの講座においても生徒達が意欲的に体験学習に取り組み、成果上々で、今では同中学校の総合学習の「仕事」について考えようという、授業のカリキュラムに組み込まれている。今年度もマスコミ各紙は勿論のこと、PTAからも高い評価と期待の声を受けている。会員の職業を通しての新世代への奉仕活動は「ロータリーの顔」が見える好実例かと存じます。(ガバナー補佐/箸尾文雄)

フィリピン小学校へ校舎を寄贈
〈福井あじさいロータリークラブ/福井県〉
フィリピン小学校へ校舎を寄贈 福井あじさいRCは、クラブの創立5周年記念事業として、フィリピンのバタンガス州にあるサン・テオドロ小学校に校舎を寄贈しました。それまでは、雨が降っても野外の授業であり、トイレもなかったそうです。現地の子どもたちの学校生活が一変するほどのすばらしい奉仕であることを考えると、顔の見える奉仕活動の好実例であると思います。また、この事業は福井県下の新聞に大きく取り上げられ、福井の地元でも顔の見える奉仕活動になっています。
 この活動は、顔の見える奉仕活動として、もうひとつ意義があると思います。それは、「会員の方々にとって見える活動」という点です。ロータリアンにとって大切なことは、社会奉仕や国際奉仕、職業奉仕などの各奉仕活動がバランスよく行われることだと思います。どれかに偏らないようにということです。しかし、とくに新入会員の方々にとって、ロータリー活動が見えにくいことが、しばしばあるようです。例会出席の大切さ、財団への寄付やニコニコ箱の意義を説明しても、最初からそれを感じることは難しいかもしれません。職業奉仕についても同じようなことが言えます。そんなとき、皆で集めた120万円で、校舎を立て、トイレを作るというような奉仕活動は新入会員にとっても、わかりやすく、感じやすい、見える活動です。このような活動は、ある種のカンフル剤となって、他の奉仕活動に対して、良い影響を及ぼすのではないかと考えます。(ガバナー補佐/松原六郎)

新世代にアピールする課外授業
〈武生ロータリークラブ/福井県〉
新世代にアピールする課外授業 武生RCは、武生東高校で「進路別セミナー」、武生商業高校では「地域産業未来教室」を開講している。
 職業奉仕の一環として、社会人、企業人による「課外授業」を開催、自分の人生にとって職業とは何か、働くということは何なのか、生徒一人ひとりが、それぞれの答えを出すことで、進路学習を充実させ、進路選択の指針としてもらおうというもの。
 今年はクラブ会員11名、クラブがお願いした講師12名により、2月15日(水)武生商業高校、2月16日(木)武生東高校で行う。
 講座内容は多岐にわたり、講師の陣容も多士済々で、健全な職業観育成のための中味の濃い事業として、教育界、父兄から高い評価を受けている。2001〜02年度「意義ある業績賞」を受賞。(ガバナー補佐/石川満夫)

琵琶山忠魂碑の清掃奉仕
〈鯖江北ロータリークラブ/福井県〉
琵琶山忠魂碑の清掃奉仕 鯖江北RC社会奉仕活動の一環として琵琶山忠魂碑の清掃に取組んだ。
 同忠魂碑を管理している遺族連合会が近年会員の高齢化で思うように清掃がままならないため、社会奉仕委員会の呼び掛けでクラブ会員25人と同連合会の15人が参加し、草むしりやごみ拾い、植木の手入れなどに汗を流した。
 作業後の交流会は、心のかよい合う会合となり、遺族会の方々から口を揃えて、ロータリー活動への感謝の言を頂戴した。(ガバナー補佐/石川満夫)

知的障害者の“コスモス祭”支援活動
〈大津唐橋ロータリークラブ/滋賀県〉
知的障害者の“コスモス祭”支援活動 大津唐橋ロータリークラブは、2005年10月23日、知的障害施設ステップ広場「ガル」のコスモス祭に参加致しました。
 その中でブースをお借りし、会員から集めた品物と、会員遠藤紀君手作りの葉書を販売し、施設の運営に協力致しました。
 毎年行われるこの行事は、ロータリアン20名が参加し、障害者との心の触れ合いを持てた事業です。(ガバナー補佐/上杉弘)


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