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spacer.gif ガバナー月信1月号
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1月はロータリー理解推進月間です

清水慶造奉仕の糸は何色!





ロータリー情報委員長 清水慶造(福井RC)
 今年100周年を迎えたロータリー。ロータリアンはみんな奉仕の糸で繋がっている。私たち年齢を問わず入会以来、友情あるロータリアンと共に親睦を深め奉仕活動をしている。
 現在100歳の会員が何名おられるだろうか。(世界、日本データーがなくて不明。残念)当地区では、80歳以上190余名(約3.7%)、70・60歳代49%、50・40歳代43%、30歳代5%の年齢構成である。
 近年会員減が続き、当地区も前年度末100余名減であった。大久保ガバナーは、その現実を知り、即時に、年初めの目標の一つに各クラブ純増1名の会員増強、それに加えて拡大新クラブ設立を各府県に1クラブできるよう、ガバナー補佐各位へ要請され、ガバナー自らも行動にうつられた。内部拡大の会員増強、外部拡大の新クラブ結成である。増強の話題になると、必ず量か質か、自クラブは今の会員数にてよいなどの意見があるが、質も量も大切であります。会員が増えることもよいが、より以上にロータリアンが増えなければなりません。それには会員育成をして「ロータリーの心」を伝承してほしい。
 物ごとには「ほんね」と「たてまえ」があります。ロータリーにとって綱領や四つのテストなどは本来「たてまえ」として、大きな指標であります。しかしロータリーはみんなの心情から始まった思いやりと助けあいだから「ほんね」であります。「たてまえ」ばかりが強調され「ほんね」の部分が軽視されがちであると、ご指摘もある近年であります。毎週一回の「例会」は語り合いの場であり、他に例のない同志の集りである。更に、「ほんね」を語り合う炉辺会談(現・情報集会)を多く開かれているクラブは活性的活動をされているように思います。その中にあって、会員歴の長い、浅い、老若会員の交流が100年の歳月を先人達がロータリーを護持し、ロータリーを追求し、情熱を燃やす多くのロータリアンを育ててきた。
 「ロータリアンは青少年の模範」という青少年のための活動をしているが、世の人のために尽す奉仕を実践するということが幸福のもとであり、そのことが人のためではなく、自分自身のためであるというロータリー精神を今こそ青少年に伝えることが使命であります。無限の可能性をもった青少年から新世代に手をさし伸べよう。青少年交換奉仕も人数が激減しているが何が問題であろうか。国際奉仕の中にあって、未来の世界への素晴しく大事な事業であります。
 “理解し合い、信頼し合う”努力する太い糸はロータリーにおいて世界に通じています。世界理解月間のプログラムを見ても、国際間の友好、平和を推進していくロータリーの活動は地球上のすべての人に対する思いやりの心を一層効果的に盛り上げる力があることがわかります。世界の子供達の教育から、公衆衛生の環境に手をさし伸べる世界社会奉仕の大きなプロジェクト。そして、国内では勿論社会奉仕、職業奉仕という絆で奉仕を分かち合うロータリーです。
 ロータリーが曲がり角に来ているのではないかという声を近年よく聞き、ロータリーはこれでよいのかと思うこともあります。皆さん如何でしょうか。会員数減少、マンネリズム、地区とクラブの組織運営形式などからでありましょう。地区とクラブについていえば、地区委員会組織の拡大強化が、地区指導の依存を強め、その指示にのみ忠誠であるのはよいが、一方クラブ本来の自主的地域のニーズに応える活動、運営が減退しているのではないか。地区のクラブ管理のねらいは、強化助成であり、クラブ奉仕は個人奉仕で成り立つものであります。心のない活動はロータリー精神に添うものではなく、ロータリー活動と言えるものではありません。
 「ロータリー・クラブは奉仕をする団体ではなく、奉仕をする人々の集まり」であり、奉仕の道に熱意を燃やす人を育てることを目的の一つにした集団とも言えるその世話機関であります。
 人生を活性化する一番大切な力“奉仕の精神”を振興する人が、生き方それ自体の中に奉仕があることを発見する。立派な生き方をすることは、もう、それがそのまま立派な奉仕であります。心豊かな人材を育てる「人作り奉仕」に手をかして下さい。人は夢をもって奉仕する。その奉仕の繋がりは夢色をした糸によって、長く広く結び合い、大きな大きな輪になっている。



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