八日市南ロータリークラブ

会長あいさつ MESSAGE

2025-26年度
八日市南ロータリークラブ
藤田 恵子 会長

 本年度わが八日市南ロータリークラブは創立30周年を迎えます。30周年を迎えるにあたり、すべての会員、かかわってくださる方々とともに30周年を祝い楽しみたいと思います。

さて「consider」という単語、これにはいろいろな意味があります。以下の5つの意味が主なものです。

  • 「考慮する、熟考する、検討する」

 クラブの在り方、奉仕と親睦、委員会活動など、よく考えましょう。

  • 「思いやる、尊重する」

 会員同士、会員家族、かかわってくださるすべての人にこの気持ち忘れないで そして感謝の気持ちにつなげましょう。

  • 「見なす、評価する」

 自分のことも他人のことも、自クラブの活動も他クラブの活動も良いところを見つけて評価しましょう。

  • 「という意見である」

 それぞれに自分の意見を持ち、クラブの活動に反映させましょう。

  • 「じっくりと見る、注視する」の5つの意味が主なものです。

 すべての物事について興味を持って見つめましょう。

 創立30周年のロータリー活動はこの「consider」という視点で進めていきたいと考えます。会員一人ひとりが「consider」を大事にするロータリークラブであってほしいと願います。

◎「原点回帰」と「未来進化」

 今一度「原点回帰」し、クラブの「未来進化」像を考えてみたいと思います。「原点回帰」言葉通りでは、原点に戻ることであり、初心に戻ることですが、わざわざ原点に立ち戻る必要はなく、原点をしっかり見つめなおすことで十分です。原点回帰が必要なのは、将来を考えるとき、スタート地点をしっかりと見直すことで方向性を明確にすることにつながります。基本の大切さ、先輩方の価値観を見つめなおすことの大切さ、そこに思いを馳せる、周年とはその区切りでいったん立ち止まり、これまでを思い返し、今を未来に生かすことを考えるとき、未来のイメージを構築するときであると思います。自分はどんなロータリアンになりたいか、自分たちのクラブはどんなクラブであってほしいか、じっくり考えてこの一年を活動したいと思います。

 未来進化とは言え、変わること新しいことだけがよいとは言えません。30年の時を経てこれからの時流に合ったやり方に修正していくことは必要なことです。しかしながら、原点をいい加減にしておくと進んでいく方向があやふやになってしまうので、変わっていくもの、変えてはいけないものをよく見極めてより良いクラブに成長していけることを願います。

◎「奉仕と親睦の追求」

 ロータリーの目的の第1項に「奉仕の機会として知り合いを広めること」とあげられており、四つのテストの3番目に「好意と友情を深めるか」と謳われているように、すべての奉仕活動の源は親睦に発するもので「親睦こそ奉仕の心を呼び起こす原器」とされています。

 ロータリークラブは、ロータリアン同士の親睦を基盤に立派なロータリアンを育てながら、価値ある奉仕を通じて社会に貢献する世界的な団体とあります。私たち会員は奉仕と親睦を軸にして、ロータリーでつながりロータリーで広がっていきます。それはロータリーの大きな魅力のひとつであると言えます。

 ロータリー運動の実体を見事に表した言葉として「入りて学び、出でて奉仕せよ」“Enter to learn, Go forth to serve” と言う言葉があります。週一回の例会に集い、例会の場で職業上の発想の交換を通じて友情を深め自己改善を図り、その結果として奉仕の心が育まれます。この例会における一連の活動のことを「親睦」と呼び、例会で高められた奉仕の心を持って、それぞれの場面で奉仕活動を実践する、これが理想とされるロータリーライフと言えるでしょう。

◎3つの指針

1. 例会に出席しよう

ロータリアンの3大義務とされているのが

  • クラブの例会に出席すること。出席不可能な場合は欠席をメークアップすること。
  • 入会金および年会費を納入すること。
  • RIの機関雑誌または地域的なロータリー雑誌を購読しなければならない。            です。

 週に一度の例会です、言い換えれば週に一度のチャンスです。リアルに顔を合わすということは大切です。自クラブの例会出席を大切にしてください。自クラブの例会に出席がかなわない場合は、メークアップしましょう。他クラブ例会に出席すれば、新しい気づきが得られることもあるでしょうし、自クラブの良さにあらためて気づくこともあるでしょう。出席率を上げてクラブのムードを盛り上げましょう。ここは原点回帰の出発点と言えます。初心にかえり、例会出席を大切にしてください。

2. 委員会活動の充実

 ロータリー活動において例会と委員会は両輪です。委員会を開催して親睦を深めて活動につなげましょう。年間の事業計画においては新しい目線で事業を計画してみてください。前項の例会出席にもつながりますが、委員会で出席したい担当例会づくり、あるいは出席してよかったと思える内容を工夫してみましょう。それぞれの委員長にはよく練っていただきたいところではありますが、委員会活動は委員長ひとりで行うものではありません。委員会を開催し、委員の方々も知恵を出し合い協力して委員会を盛り上げてください。充実した委員会活動はクラブの気運も盛り上げるでしょう。

3. 仲間を増やそう-会員増強

 会員増強の「増」は数を増やすこと、「強」は質を高めることです。どうすれば会員増強できるのか、どんな方法が有効なのか、私たちは真剣に考えていかなければなりません。出席率の高い例会、充実した委員会活動を以て勧誘しやすい雰囲気づくりを心掛け、会員ひとりひとりがいつも会員増強を念頭に、一緒に活動したい人、一緒に楽しめる人を見つける努力をしていきましょう。会員増強に終わりはなく、また現会員の退会防止も忘れてはなりません。 最後に、第2650地区小﨑学ガバナーは、ロータリークラブは会員一人ひとりが主役と語られています。ロータリークラブに入会してその価値をいかに高めるかは、ひとりひとりの会員、またひとつひとつのクラブにゆだねられているとともに、自分たちの意思で追求できるものです。30周年を新しいきっかけとして、ロータリーライフをさらに有意義なものとし、この先35周年、40周年と持続可能な八日市南ロータリークラブを模索していきましょう。

そして、やはり「楽しくなければ、ロータリーじゃない。」大いに楽しみましょう。