2013年3月 3日 | 地区職業奉仕講演会開催レポート
今年度で7回目を迎え恒例となった地区職業奉仕講演会は、昨年までの社会奉仕委員会と合同で開催されていたスタイルを改め、職業奉仕単独で始まった当初のスタイルに戻って催行された。
単独開催に戻ったのを機会に、地区職業奉仕委員会では河本英典ガバナーと川端五兵衞職業奉仕諮問委員の助言を得ながら石井光洋委員長を中心に新たに企画を練り直すこととなった。
まず全体を2部制とし、1部の講演者はこれまでRI元理事や他地区パストガバナーの方々を職業奉仕のエキスパートとして招聘していたが、今回は地区内から人選することとし、今最も旬な人としてガバナーノミニーの北河原公敬氏に講演をお願いすることになった。東大寺お水取りの真っ最中のご多忙な時期にも関わらず、北河原ガバナーノミニーには快くお引き受けいただくことが出来た。
また第2部はロータリアン自身の生の声を聴く機会としてパネルディスカッションを企画。地区内から選ばれた4名のパネリストに各々の職業奉仕観を語ってもらうこととなった。
3月3日雛の節句の春まだ浅い日曜日の午後、約670名もの多くの地区内ロータリアンが京都テルサ大ホールに集い、河本ガバナーの点鐘で開会。
職業奉仕のテーマソング「四つのテスト」斉唱と河本ガバナーの開会挨拶に始まり、石井委員長の挨拶ならびに講演会主旨説明に続いて、第1部の北河原ガバナーノミニーによる「ロータリーに菩薩の心を」と題する講演を1時間にわたり聴講した。
北河原ガバナーノミニーはご承知のとおり、宗教・仏教を職業分類とされる華厳宗管長で奈良東大寺別当の大僧正であられる。そのお立場から、つねに仏の道を求めて修行していると同時に、他人の利益になることを考えつつ周りの人々が幸せになれるようにと願って生きている人々を意味する菩薩の心をテーマに講演された。その菩薩の心こそロータリーの奉仕理念の基本であると説かれ、さまざまなエピソードを交えて具体的に分かり易く解説をしていただいた。
休憩をはさんで、第2部は和田有弘副委員長の軽妙な司会進行による出席クラブの紹介から始まった。地区大会に倣ってクラブ単位で紹介された出席ロータリアンは次々に元気に立ち上がり手を挙げてこれに答え、会場は和やかな雰囲気に包まれた。なお当日の最多出席数クラブは奈良大宮RC、最多出席率クラブは五條RCであった。
本題のパネルディスカッションに移り、まず川端職業奉仕諮問委員が職業奉仕の概説と私論を披歴され、それに続いて4名のロータリアンがパネリストとして登壇。パネリストは、奥田哲生大和郡山RC会員(農業)、布施大策京都伏見RC会員(税理士)、山口賢司三国RC会員(旅館業)、北野加代子栗東RC会員(企画・プランナー)の4名の皆さん方で、「私の職業奉仕」をテーマに各々の職業上の経験に基づく職業奉仕観を発表し、出席したロータリアンは最後まで熱心に聴き入った。
当日は坂本克也ガバナーエレクトを筆頭に、中野重弘氏、岡村吾郎氏、福井正典氏、神谷保男氏の各パストガバナーの方々にもご臨席いただき、河本ガバナーの閉会点鐘で万事つつがなく終了することができた。
ご参会頂いたロータリアンの皆様に心から御礼申し上げます。