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2012年11月10日 | 2012年新世代育成シンポジウムが開催されました

新世代育成基金特別委員会主催の「地区新世代育成シンポジウム」は、去る11月10日(土)午後、立命館大学朱雀キャンパスに於いて開催された。

例年のシンポジウムでは、京都市内外で青少年の育成指導にあたっておられる専門指導者の方から、現代の青少年を取り巻く様々な問題点とその対策等について話を聞くことが多かったが、今年は少し切口を換えて、海上自衛隊の幹部候補生を教育しておられる江田島幹部候補生学校長の池太郎氏から「若者を育てる-江田島での教育を通じて-」と題して、映像で江田島の日常訓練の様子を拝見し、池学校長の講演からその背景にあるフィロソフィーを学ぶという内容であった。

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講演テーマ幕 池 太郎 海将補の講演

 

池学校長は、ロータリーの「超我の奉仕」-Service Above Self-の精神が自衛官の教育にも最も必要な哲学であると語られ、自らの欲求を圧えて、他者のために働こうとする時、そこに他者を愛し人類愛に目覚めるという心が生まれ、これを「愚直」に追求していくとき、若者が本当の意味で人間性豊かな自衛官として巣立っていくと話され、参加者に大きな感動を与えられた。

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講演テーマ 愚直さの追求

 

ロータリーでもその活動の中で若者に接する時、やはり「自由と規律」という問題に出会うことがあるが、規律をキチンと体得しておかないと本当の自由は得られないのだということをこれからも強調していきたい。

今回は秋の多彩な行事の連休の一日だったためか、参加者が150名と少し淋しかった。

立命館大学の地域連携部の特別なご配慮で素晴らしい会場が借りられたのに、空席が目立ったのが残念だった。

尚、講師の池太郎学校長は自衛隊の規則で礼金は受け取れないと固辞されたため、ロータリーマーク入りの感謝楯を贈呈した。

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河本ガバナーより記念品(盾)の贈呈

 

池氏は前任地が舞鶴海上自衛隊(幕僚長)であったため、舞鶴のロータリアンとの交友もあり、当日も舞鶴及び舞鶴東からの参加があった。

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以上、小林哲夫 記