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2012年9月 8日 | 地区第2弾!「IM(第1組)」が開催されました。

本年度、第2650地区第1組のインターシティーミーティングは、9月8日、大津西クラブがホストを務め、大津プリンスホテルで開催された。当日は、県内22クラブより多くの出席登録があり、滋賀県知事、大津市長をはじめパストガバナーなどの来賓、そして、奈良橿原ロータリークラブやEクラブ会員の参加を得て、式典会場のプリンスホールは580余名のロータリアンでいっぱいに溢れた。

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東日本大震災から半年、復旧・復興が、遅々として進まない。誰しもがまどろっこしさを感じていた昨年の9月にホストクラブの指名を受けたが、IMのテーマは、何としてもこの問題に関連づけたいと考えていた。年が明けて、河本年度のスローガンが「Bridge the gaps(隔たりをなくそう)」と発表された。

国民が一丸となって震災復興に取り組まなければならない時に、互いの心に隔たりがあってはならない。日本人の心の深層には、共通する何かがあるはずではないか。基調講演の講師には、自然や自然災害と日本人について発言し続けている宗教学者の山折哲雄先生に決定した。

当日、山折先生の講演は、日本人なら誰でも知っている『夕焼け小やけ』の童謡から始まった。「この歌には仏教の心が唄い込まれている。日本人は無意識の間にも仏教の精神がしみ込んでいるのではないか」と解説する先生のお話は、形あるものは必ず壊れる、生あるものは必ず死ぬ、と仏教で言う「無常」の世でも、これを容認し、なお生きることを追及する日本国民の強かさを説くものであった。

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講演の前には友愛タイムを設けて、大津児童合唱団の歌声を聞いた。今回は、びわ湖の歌とふる里の四季を歌った童謡という、誰でもが知っているものを選曲していただいた。震災などの自然災害のために、ふる里を失い、ふる里を追われ、いまだにふる里に帰れない多くの方々がいるわが国の現実。可愛い天使の歌声は、会場いっぱいのロータリアンの心に響き、その眼がしらを熱くした。

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コンベンションホール淡海へと会場を移しての懇親会は、340名の登録を得て、賑やかに開催された。松村ガバナー補佐の発声による乾杯の後、民謡「若竹会」の出演が華を添え、「手に手つないで」の合唱は、大きな友情の輪を広げた。

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会員減少に悩むわが大津西クラブにとって、このように会員一致してホストを務めあげた経験は、必ずや会員増強、クラブの発展につながることを期待している。

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ホストクラブ 大津西ロータリークラブ
(会長 荒井義昌、実行委員長 橋本 猛、会員数23名)
ゼネラルリーダー 川端五兵衞パストガバナー(近江八幡RC)
テーマ 「Bridge the Gaps」
基調講演 「日本人のこころと復興」
(講師) 宗教学者 山折 哲雄 先生 
登録会員数 587 名
次年度ホストクラブ 大津東ロータリークラブ
(会長 小川 鎭生、会員数24名)