会長あいさつ MESSAGE

2026-27年度
奈良ロータリークラブ
中田 善亮 会長
「創立75周年を迎え~これまでとこれからを繋ごう」
本年度、創立より75年を積み重ねてきた伝統と格式ある奈良ロータリークラブの会長という重責を預かることとなり、身を引き締めて務める覚悟です。伝統と格式ある…とは、創立当初にはなかったフレーズです。先輩方が、75年の歴史を紡ぎ積み重ねてこられた中で創られたフレーズで、重く大切にしなければならないとあらためて肝に銘じています。
私にとって、ロータリークラブのイメージは、父の姿であります。もちろん父が例会をはじめクラブの活動に出席していた姿は存じませんが、多忙の身でありながら、毎週時間を作るだけではなく、メイクアップもきちんと行っていたのは、そうさせる魅力がロータリークラブにあったのだろうと、いまその姿を想像しています。その父が出直して(天理教では死去ではなく魂の出直しと考えます)、私に入会のお声を掛けていただきました。それから実際に出席し体験して、父が感じたロータリークラブの魅力を少しずつ味わっています。
この奈良ロータリークラブの魅力を会員が味わい、さらに次に入会するべき人々に声を掛けて伝えていくことこそが、奈良ロータリークラブが持続可能な存在として、次代に向けての充実に繋がる基本だと思います。
創立75周年という節目の年についてまず思うことは、一つは従来同様に5年おきの周年として、クラブの活動を振り返り次の5年に繋げることです。そして一つは、創立から75年続いてきた偉業にあらためて敬意と誇りを持ち、その歴史の上に立って持続可能な奈良ロータリークラブであることに、会員全員が心を向けていくことにあると思うのです。すなわち、単にその年数の継続を祝い、歴代の先輩方に敬意を表するに止まらず、将来の充実を見据えることが大切な要素だと考えます。過去を輝かせるのは、持続可能な未来あってこそです。
昨今、「持続可能な」とか、「未来へ向けて」といった言葉があふれています。それは、日本の高度経済成長時代に信じられていた、成長は続くものという根拠のない概念が崩れ、未来とは過去の経験のもとに現在を基点に作り上げていくものへと意識が変わったことに起因すると思います。75周年の年に、次の25年をしっかり見据えたいと思います。
天理教では、「世界の陽気ぐらしの実現」を謳っています。その文字を見れば、多くの人は世界規模のグローバルな視点を想定するでしょう。しかし一方で、地域的、家族的規模つまりローカルな視点が、より想定しやすくかつ個人から見た陽気ぐらし観の基本とも言えます。つまり、世界とは、必然的に隣人や自分自身も含まれるのです。まずは身近な陽気ぐらしの実現を望むことがものの順序と考えます。
ロータリー活動にこれを当てはめるならば、RI、地区あっての奈良クラブであると同時に、私たちは奈良クラブを第一に考えることから世界へとつながります。
平野ガバナーは、基本方針として「新しい扉を開く」-成長と持続のバランスを整える一年に-と掲げられ、その中で「ロータリーの根幹を成すのはクラブの力であり、その活力の源泉は会員一人ひとりの情熱とエネルギーです。」と述べられています。
ロータリー活動の基本は例会です。基本が楽しくなければ、クラブとして心を寄せた奉仕の理想は実現しません。
昨年九月からJWマリオットホテルに変更していた例会場も本年九月から本来のホームグランドである奈良ホテルへ戻ります。例会が楽しいものであるには、卓話や食事も大切な要素ですが、やはり会員の「和」が第一と考えます。大所帯であり年齢層も広い奈良クラブが「和」を楽しむには、さまざまな工夫も必要になります。その工夫に心を合わせていただくことができるよう、例会の「和楽」を求めたいと思います。
また、私の地元が天理市であることから、創立75周年記念例会および懇親会を天理で開催すべく準備を重ねています。奈良ロータリークラブの歴史を謳う記念例会を天理で開催することの是非に悩みましたが、チャーターメンバーであった祖父の顔に免じてお許しいただきたいと決意しました。さらに、天理で数度の例会を開催し、いつもと違った例会を演出できればと考えています。
奉仕事業については、これまで続けてきた活動の継続を図ると同時に、社会状況やクラブの現状の変化に伴って、たとえ形は変わっても根幹にある精神が違うことがないように進めたいと思います。奈良ロータリークラブが持つポテンシャルを発揮できるように、情報集会なども通して会員相互の親睦を図りつつ、事業の理解を深めたいと思います。 理事、役員の皆さんと心と力を合わせて務めたいと思います。一年間どうぞよろしくお願いいたします。