会長あいさつ MESSAGE

2026-27年度
橿原ロータリークラブ
中谷 昌紀 会長
「感謝と思いやり」
70周年という大きな節目への感謝
本年度、私達の橿原RCは、創立70周年という大きな節目を迎えます。この70年という長い歳月は、決して平坦な道のりではありませんでした。戦後復興から高度成長期、そして現代に至るまで、時代が大きく変わる中で、橿原RCは地域のため、人のために脈々と活動を続けて参りました。
今日、私達がこうして集い、奉仕の精神を分かち合えるのは、ひとえにクラブの歴史を築き上げてこられた先輩方の多大なるご功績があったからこそです。この歴史への深い感謝の念を、私の活動の出発点と致します。
テーマ「感謝と思いやり」について
私が本年度に掲げるテーマは、「感謝と思いやり」でございます。
この二つの言葉の中に、ロータリーの精神の全てが込められていると考えています。先輩方への感謝、共に歩む仲間への感謝、地域社会への感謝、そして家族や職場の理解への感謝。
その全てを忘れずに、思いやりの心を持って一年間の活動を進めて参ります。
基本方針
本年度の基本方針として、二つの言葉を大切にします。
一つ目は、「世のため人のために良いことを」という精神です。自己犠牲を悔やむことなく、自ら進んで奉仕を行うこと。「なぜ自分がやらなければならないのか」ではなく、「自分だからこそできることがある」という姿勢で、一歩踏み出して頂きたいと思います。
二つ目は、「情けは人のためならず」という言葉です。人にかけた情け、行った奉仕は、巡り巡って必ず自分自身を成長させ、私達のクラブを豊かにしてくれます。奉仕は相手のためであると同時に、自分自身を高める道でもあることを、改めて一年間かみしめて参ります。
若い世代への期待――苦労を買ってでも
特に若い世代の会員の皆様に伝えたいことがあります。
「若い時の苦労は買ってでも行え」という言葉があります。若いうちに、自分の利益にならないことでも、あえて困難に飛び込んでみる。損得を超えて人のために動いてみる。その経験が、必ず人間としての厚みになり、後の人生において何ものにも代えがたい財産となります。
ロータリーの奉仕活動は、まさにその場です。忙しい中で時間を割き、自分の都合を後回しにして地域のために動く。その一つひとつの行動が、自分自身を人間的に大きく成長させてくれます。若い会員の皆様には、ぜひ積極的に奉仕の現場に飛び込んで頂きたいと願っています。
「超我の奉仕」の本質――みんなで考えたい
ここで、私が本年度を通じて皆様と一緒に深く考えていきたいことがあります。それは、
ロータリーの根本精神である「超我の奉仕(Service Above Self)」についてです。
「超我の奉仕」とは、自分の利益や都合を後回しにして他人のために尽くすこと、自身の利益よりも相手や社会のニーズを優先することです。これは口で言うのは簡単ですが、忙しい日常の中で実践し続けることは決して容易ではありません。
だからこそ、私は「超我の奉仕とは何か」「自分にとってそれはどういう形で実践できるのか」を、押しつけではなく、会員の皆様とみんなで考え、ともに実践していく一年にしたいと強く望んでおります。
奉仕と親睦の相乗効果
本年度、私が特に重視したいのは、「奉仕活動を通じ、会員同士の親睦そして絆を築いていくこと」です。
ただ事業を実行するのではなく、奉仕活動の企画から準備、当日の運営、振り返りに至るまで、その一つひとつのプロセスを通じて、会員同士が語り合い、助け合い、お互いをより深く知り合う機会にしたいと考えています。
一緒に汗をかき、一緒に悩み、一緒に笑う。その積み重ねが、単なる親睦を越えた真の絆を生み出します。70周年という節目の年だからこそ、世代や職業の垣根を越えて、会員同士の信頼関係をより強くしていきたいと思います。
ローターアクトとの連携強化
また、本年度はローターアクトとの連携と活性化にも力を入れて参ります。橿原RACは近年、会員数の減少という厳しい現状に直面しています。
「超我の奉仕」の精神を次の世代へとつないでいくためにも、私達ロータリアンがローターアクトの若者達に寄り添い、彼らが「買ってでもすべき苦労」と向き合える環境を整えることが大切です。ロータリー会員の皆様の企業からのご推薦、ロータリアンご子弟の参加、インターアクト終了者やローターアクトOBへの働きかけなど、私達が一歩踏み出すことで、ローターアクトの再活性化を図って参りましょう。
国際ロータリーメッセージとの関連
2026-27年度の国際ロータリー会長、オラインカ・ハキーム・ババロラ氏のメッセージは「CREATE LASTING IMPACT(持続可能なインパクトを生み出そう)」です。
このメッセージは、単なる変化を起こすだけでなく、地域社会と私達自身に永続的な影響を残そうという呼びかけです。自分の都合を後回しにして他者のために動く経験、若い時に買ってでも積んだ苦労、そして「超我の奉仕」を実践し続けることで生まれる人間的な成長。これこそが、地域社会にも自分自身にも残る「持続可能なインパクト」ではないでしょうか。
私が掲げる「70周年の節目における奉仕を通じた絆の構築」という方針は、まさにこの
メッセージが求める方向性と深く合致するものと確信しています。
結び
私は会長として、皆様を引っ張っていく強いリーダーというよりも、皆様と一緒に悩み、
考え、動いていく伴走者でありたいと思っています。
「超我の奉仕とは何か」を問い続けながら、自分の利益より相手や社会のニーズを優先することの尊さを、この一年間ともに体感していきましょう。若い会員には苦労を恐れず奉仕の現場に飛び込んでほしい。ベテランの会員には、その背中で若い世代に奉仕の喜びを伝えてほしい。
「感謝と思いやり」を胸に、70周年という節目の一年を、このメンバーだからこそできる価値ある一年にして参りましょう。
至らぬ点も多々あるかと存じますが、会員の皆様のお知恵とお力添えを賜りますよう、心よりお願い申し上げます。