ローターアクト地区テーマ 「轍」

「地元のロータリークラブによって提唱される17歳〜25歳の男女のための奉仕プログラム」として1968年3月13日に米国ノースカロライナ州で最初のローターアクトクラブが誕生しました。誕生から50年を経た2019年4月。規定審議会にて提案された「制定案 19-72 ローターアクトクラブにRI加盟を認める件」が採択されました。この提案によって、我々ローターアクトは地位向上に向けた様々な変化を求められる事となりました。
しかし、私は「奉仕を通じての親睦」に表される、参加型の奉仕活動、自己の成長、リーダーシップ開発、そして職業や世代を超えた友情。クラブに入会し、例会や地区行事への参加を通じて「奉仕の心」を養っていき、社会のニーズに応えるべく奉仕活動を実践する、そしてその全てが親睦につながる、このようなローターアクトで得られる魅力はこれまでとなんら変わらず、また変えてはならないと思います。
さて、冒頭にもあるとおり、我々ローターアクトには変化が求められています。しかし、その変化に全てのクラブがついていけるわけではなく、新しい行動様式に沿って例会や奉仕活動が叶わず会員が減少するというクラブも多くあります。
課題に突き当たった時こそ、手を取り合って解決しましょう。立ち止まざるを得ないときこそ、自分達のクラブはどんな思いで創立されか、これまでどんな活動が培われてきたのか。ひとつひとつの原点を見つめ直し、そこに込められた思いを知り、現在と照らし合わせ、より良い活動に繋げましょう。

さて、このような思いを込めて 2025-26 年度のテーマを「轍」とします。このテーマに込めた意味は所謂、「温故知新」です。

過去の活動を振り返り、クラブ活動に活かしブラッシュアップする。そして何年か先で今の私たちのように困難にぶつかってしまうアクターがいても私たちの活動を振り返る事でその困難を突破できるような活動をしていきたいと考えています。

これまで諸先輩方が様々な考えや行動を「織り成す」ことで築きあげられた「礎」に「PLUS ONE」する事で、より強固なものとし、未来に「つながる」ような「轍」を築く事を 2025-26 年度の目標とし活動して参ります。

　　　　　　　　　　　国際ロータリー第2650地区
　　　　　　　　　　　　　　　　　2025-26 年度 地区ローターアクト代表　上田　圭悟