
越前市では、令和5年度に「越前和紙バレー創造事業整備計画」を策定し、五箇地区を中心に令和6年度から本格的な整備を進めている。越前和紙産地は1500年の歴史を有し、伝統技術と現代的なアート・クリエイティブが融合する地域であり、滞在価値を高める産業観光の拠点として磨き上げを図っています。
これまでに、和紙の里通りの景観改修、水路の循環整備、樹木やベンチの補修などが行われ、宿泊施設の開業や、UNESCO無形文化遺産に登録された「越前手漉き和紙」の技術継承拠点として研修施設の整備も進んだ。さらに、国の重要文化財である大滝神社・岡太神社では、36年ぶりとなる屋根の全面葺き替えが進行しています。
一方、メインストリート沿いには案内サインが35箇所設置されているが、デザインの統一性がなく、情報が古いまま更新されていないなどの課題がある。令和8年度は、歴史的景観に調和する落ち着いた色調と形状でサインを再整備し、訪れる人が迷わず安全に歩ける環境を整える計画です。
今回、武生府中ロータリークラブから寄付の申し出をいただき、市ではその浄財をパピルス館前のモニュメント更新に充当することになりました。現モニュメントは劣化が進み判読困難となっているため、新たに高さ約190cmのデザインモニュメントを設置し、越前和紙バレーの「出発点」として来訪者を迎える象徴的な拠点とします。工事は来年2月末の完成を予定しています。
整備が進むにつれ外国人来訪者も増加しており、工芸館には毎月100名ほどの海外からの来訪もあり、今後は飲食や物販など滞在価値を高める「キャッシュポイント」の不足が課題になるため、地域と協議しながら整備を進めていくというお話しをお聞きしました。