2020-21年度 国際ロータリー第2650地区ガバナー
松原六郎
国際ロータリー第2650地区各クラブ次年度会長、幹事、理事、およびクラブ会員の皆様。国の緊急事態宣言の中、何よりもご自身、ご家族、従業員の皆様の安全と事業の存続への戦いの日々をお過ごしのことと存じます。また、休止したままのクラブ例会、次年度に向けたクラブ運営のご準備についてもご苦労されておられることと拝察申し上げます。いよいよ、2020-21 年度が近づいてまいりました。ガバナーエレクトとしてこれまで諮問委員の皆様をはじめ、多くの方々にご支援いただき心から感謝致します。
私は、新型コロナウイルスによる未曾有の災害を目の前にして、次年度地区運営に向けて運営方針の見直しを行わなければならないことを強く感じています。ただし、地区スローガン 「ロータリーの原点に返る」誠意をもって語り合い、勇気をもって共に未来へ、は少しも変更の必要はないと確信しています。いや、この最悪の事態によりとことん追い詰められた今こそ、自分だけでなく、家族、従業員、会社を守る利他の心にロータリーの原点があるように思います。このことを守り抜いた時こそ、再びロータリーの歩みを始めることができるのではないかと考えます。
そして、この「原点に返る」を守りながら、地区方針、目標などを一部見直すことをお許し願いたいと存じます。
3 つの方針
- 自らがウイルスに感染せず、人に感染させないことに最大限注意しながら、家族と、我らが生業を守る職業奉仕を全うする。
- 今一度ロータリーの原点に返り、ロータリークラブ一つひとつ、ロータリアン一人ひとりと誠意をもって語りあう。大切なこと、良いことは皆で共有し、勇気をもって共に未来に向かって実践する。
- 少しでも余力のあるロータリアン、ロータリークラブから新型コロナウイルスや様々な災害によって被災した人々に寄り添い、勇気を取り戻すために社会奉仕活動を実践する。また、ポリオ根絶のための取り組みに挑戦する。
方針1
地域は今新型コロナウイルスのパンデミック(感染爆発)を防ぐための外出自粛など、これまでの利益追求(利己)から奉仕(利他)が求められるようになり、この行為こそがロータリーの原点と信じます。
方針2
ロータリアンの互助の思いが行き過ぎにならないようにしながら、ロータリアン同士がコミュニケーションを図り、実情を把握しながら行動することを求めます。もしも、地域を守る大切な「奉仕の担い手」である仲間が傷ついているのであれば、少しでも支援すべきと考えます。
方針3
生業を守ることが前提である中で、僅かでも余力のあるロータリアン、ロータリークラブには、地域に目を向けて社会奉仕活動を実践していただきたいと思います。また、ロータリーが約束したポリオ根絶活動はどんなことがあろうとも最後の日まで挑戦し続けなければならないと考えます。