次年度ロンD.バートンRI会長エレクトの「ロータリーを実践しみんなに豊かな人生を」のテーマは、まことに時宜を得た素晴らしいテーマであります。
このテーマを基本として以下のように地区の方針を策定いたしました。
ロータリアンお一人お一人が人生を豊かに送るには、まず人が本来持っている善の気持ちに焦点を当て、ロータリー活動を通じてみんなの人生を豊かにしましょう。したがって、人として、またロータリアンとして原点に立ち戻ることが重要だと思います。
そこで、2013-14年度の地区のスローガンを、
として、
一人一人の「善の思い」 と 「善の行動」で社会に貢献し、ロータリアンとしての誇りを持つことが重要です。ロータリアン一人一人がこの善の思いをよび起し、善の行動をし、さらに会員各自の善の集積によって社会に大きく奉仕をすることが基本であります。即ちI serve の精神を向上し、さらにその結集として、 We serve への奉仕の輪が広がることを願っています。
これは、個々のロータリアン、さらにロータリークラブのイメージ向上につながります。あなたお一人の善の行為からみんなによるクラブでの善の行為による奉仕を行いましょう。会員お1人では限界ある奉仕はクラブでの奉仕事業で行いましょう。
そして、共に楽しい心豊かな人生を送ることが出来る“美しい”社会環境を創りましょう。
このスローガンを基にロータリー奉仕活動を推進する具体的な行動と思いの案を[5W1H]によって示させていただきます。
無私の心で人のため、世の中のために尽くすことは容易にできることではありません。
ポール・ハリス達はロータリーの発足当時は“全く無私の状態”ではなかったかもしれませんが、お互い助け合う善の心が根本的にあればこそ、この素晴らしいロータリークラブが設立され、その後、世に広く、多くの奉仕が実践されました。
人々に対し、社会にたいして、一つの善行を行えば、その人々に、その社会に感謝され、また結果ご自身の喜びとなります。これがロータリアンとしての自覚と誇りを持つための行為ともなります。
日本人は“陰徳”を旨とすべしといった思いがありますが、他人に明るく堂々と良いことをして(Doing Good)頂ければ、素直に善行に慣れてまいります。
日頃の良き態度が、人を磨き、素晴らしいロータリアンへと一層の向上が生まれ、ロータリーのブランドが高揚いたします。
「小さい善」「人に対する善」「地域・社会に対する善」「地球環境に対する善」等、ロータリアン一人一人が行える善で、結果的に自分の喜びとして返ってくる善、さらには一人一人の善の延長上の結集として会員みんなで行う善をしましょう。
小さい善の例としては数えきれない善行がありますが、当たり前と思われていることや、すでに実践されている善行も多いことでしょうが、以下に一例を示します。
―例えば―
その他みんなで考えましょう。いや、考えなくても自然に出る善の行為もありますね。
すべての場所-家庭で、職場で、道で、交通機関・施設で、会合で、・・・
地域で、日本で、海外で・・・ 心のなかでも
何時でも・・タイミングを逸しないようにさっと善の手を差し伸べましょう。
計画的にも善の行為をしましょう。
ロータリアンは「例会」においても・・。
ロータリアンのあなた自身が・・。そしてあなたのお知り合いの方々みんなが個人で、団体で、地域の方々で・・
個人的には少なくとも、
「一 週 三 善」を基本に考えましょう。これは以下の意味です。
例会から次の例会までの一週間の内に三つ以上の良いこと
一つは:ロータリアンであること。 → 当然、会員でいらっしゃる事は善行です。
二つは:例会に出席すること。→ みんなを楽しく、自分も楽しくさせます。
三つ目は、ご自分で 何か一つ以上の良いことをしましょう。
(上記の WHAT 何を行うのでしょう を参考にしてください。)
さらに具体的には、
例えば 例会ごとに、各会員が3分間スピーチで
「自分は先週、このような良いことをしました。結果このように・・・」とお話を頂くこともご本人の善の心の涵養になり、他の会員に素晴らしい影響を与えることでしょう。
そして、すべてのロータリアンが豊かな人生を送るためにすべてのロータリー活動を「THINK」の合言葉で実践しましょう。以下のように・・。
「T H I N K」 ― T・H・I・N・K
当然ながら人は、何事も、まず考えて行動します。考えないで、行動する人はいません。
しかし浅く考える人と、深く考える人、/遅くになって考える人、早くから考える人がいます。
今までと同じで・・、前例に合して・・と考え、奉仕の企画・行動するのも一つの方法ですが、ここで、何事も“これで良いのか”と先ずお考えください。そして最終的に“これでよかったのか”とお考え頂ければ素晴らしい事と考えます。
パスカルは
<人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。しかし、それは考える葦である>
と言っています。このTHINKをベースに、
“T H I N K” まず、考えて「T楽しく-H奉仕を-I域に(粋に)-N仲良く Kきっちりと、そして、考えましょう。“THINK”!
それによって、豊かな人生を楽しく過ごしましょう。
以上の スローガン 方針を図式化した「ロゴマーク」を、下記に示します。
第2650地区 2013-14年度 ロゴマーク
内容は、
図には
・同心円が三つあります。この円が一つのクラブを表しています。
・内側の「黄色の円」●クラブの中心―クラブ名
↓
・真ん中の円●は会員お一人お一人を示めしています。
(会員数の“円弧”が在るとお考えください。)
その中の黒の矢印は[お一人、お一人、あなたの善の気持からの行動
―――――> を示しています。
↓
・外側の濃い緑の円弧●は、会員が力を合わせて行う奉仕を示しています。
(みんなの善の気持ちを合わせての奉仕行動です。)
その中の黒の円弧の矢印はその行動を示しています。
・円内の THINK は あなたも、みんなも まず“考えて”
そして、
T 楽しく・H 奉仕を・I 域に(粋に)N 仲良く・K きっちりと
そして
もう一度考えよう
・3Gs/1Wは、”一週三善”(一週間;例会から次の例会までの間に、三つの良いことをしましょう)を示しています。
ロータリークラブはロータリーの基本であり、地区は各ロータリークラブとその会員より成り立っています。
各ロータリークラブは、
その地域の独自性を生かして、地域のニーズを掘り起こし、有効な素晴らしい奉仕を(THINKを基本にして)実践していただきますようお願いいたします。
そして、
一方、
「地区」及び「地区委員会」には、以下の任務、奉仕事業を要望させて頂きます。
またその地区内での有効な素晴らしい奉仕を(THINKを基本にして)実践していただきますようお願いいたします。そして、
◇ 地区内クラブに対して、は
◇ 地区委員会が主体となって行う事業
以下に、各地区委員会への要望を示させていただきます。