第2650地区 2013-14年度 活動方針

次年度ロンD.バートンRI会長エレクトの「ロータリーを実践しみんなに豊かな人生を」のテーマは、まことに時宜を得た素晴らしいテーマであります。
このテーマを基本として以下のように地区の方針を策定いたしました。

ロータリアンお一人お一人が人生を豊かに送るには、まず人が本来持っている善の気持ちに焦点を当て、ロータリー活動を通じてみんなの人生を豊かにしましょう。したがって、人として、またロータリアンとして原点に立ち戻ることが重要だと思います。

そこで、2013-14年度の地区のスローガンを、

あなたの善から、みんなの善へ
― from Your Good to Our Good ―

として、
一人一人の「善の思い」 と 「善の行動」で社会に貢献し、ロータリアンとしての誇りを持つことが重要です。ロータリアン一人一人がこの善の思いをよび起し、善の行動をし、さらに会員各自の善の集積によって社会に大きく奉仕をすることが基本であります。即ちI serve の精神を向上し、さらにその結集として、 We serve への奉仕の輪が広がることを願っています。

これは、個々のロータリアン、さらにロータリークラブのイメージ向上につながります。あなたお一人の善の行為からみんなによるクラブでの善の行為による奉仕を行いましょう。会員お1人では限界ある奉仕はクラブでの奉仕事業で行いましょう。

そして、共に楽しい心豊かな人生を送ることが出来る“美しい”社会環境を創りましょう。

このスローガンを基にロータリー奉仕活動を推進する具体的な行動と思いの案を[5W1H]によって示させていただきます。

WHY 何故でしょう

無私の心で人のため、世の中のために尽くすことは容易にできることではありません。
ポール・ハリス達はロータリーの発足当時は“全く無私の状態”ではなかったかもしれませんが、お互い助け合う善の心が根本的にあればこそ、この素晴らしいロータリークラブが設立され、その後、世に広く、多くの奉仕が実践されました。

人々に対し、社会にたいして、一つの善行を行えば、その人々に、その社会に感謝され、また結果ご自身の喜びとなります。これがロータリアンとしての自覚と誇りを持つための行為ともなります。
日本人は“陰徳”を旨とすべしといった思いがありますが、他人に明るく堂々と良いことをして(Doing Good)頂ければ、素直に善行に慣れてまいります。

日頃の良き態度が、人を磨き、素晴らしいロータリアンへと一層の向上が生まれ、ロータリーのブランドが高揚いたします。

WHAT 何を行うのでしょう

「小さい善」「人に対する善」「地域・社会に対する善」「地球環境に対する善」等、ロータリアン一人一人が行える善で、結果的に自分の喜びとして返ってくる善、さらには一人一人の善の延長上の結集として会員みんなで行う善をしましょう。

小さい善の例としては数えきれない善行がありますが、当たり前と思われていることや、すでに実践されている善行も多いことでしょうが、以下に一例を示します。

―例えば―

  1. 道に落ちている”ごみ”を拾う・・(拾ったその”ごみ”を何処へ・→社会問題の発見も)
  2. 高齢者や身体的に不自由な人に交差点で横断歩道を案内、誘導する。
  3. 高齢者や身体的に不自由な人に電車の踏み切りで安全横断を案内、誘導する。
  4. 高齢者や身体的に不自由な人に健康のためにストレッチを教える。
  5. 外国の人に気軽に話しかけ、例えば道を教える。
  6. 身近な道などの掃除をする。
  7. 車以外の方法で移動する。
  8. 公衆の便所の手洗いを使用後その手洗い器の周囲を拭く。
  9. ロータリアンとして自クラブに在籍している。
  10. ロータリークラブの例会に出席する。
  11. ロータリークラブの例会でニコニコ 財団 米山 など・・に寄付をする。
  12. ロータリークラブの奉仕事業に参加する。

その他みんなで考えましょう。いや、考えなくても自然に出る善の行為もありますね。

WHERE 何処で行うのでしょう

すべての場所-家庭で、職場で、道で、交通機関・施設で、会合で、・・・
地域で、日本で、海外で・・・ 心のなかでも

WHERE 何時行うのでしょう

何時でも・・タイミングを逸しないようにさっと善の手を差し伸べましょう。

計画的にも善の行為をしましょう。

ロータリアンは「例会」においても・・。

WHO 誰がするのでしょう

ロータリアンのあなた自身が・・。そしてあなたのお知り合いの方々みんなが個人で、団体で、地域の方々で・・

WHO 誰がするのでしょう

個人的には少なくとも、

「一 週 三 善」を基本に考えましょう。これは以下の意味です。

例会から次の例会までの一週間の内に三つ以上の良いこと

一つは:ロータリアンであること。 → 当然、会員でいらっしゃる事は善行です。

二つは:例会に出席すること。→ みんなを楽しく、自分も楽しくさせます。

三つ目は、ご自分で 何か一つ以上良いことをしましょう。

(上記の WHAT 何を行うのでしょう を参考にしてください。)

さらに具体的には、
例えば 例会ごとに、各会員が3分間スピーチで
「自分は先週、このような良いことをしました。結果このように・・・」とお話を頂くこともご本人の善の心の涵養になり、他の会員に素晴らしい影響を与えることでしょう。

そして、すべてのロータリアンが豊かな人生を送るためにすべてのロータリー活動を「THINK」の合言葉で実践しましょう。以下のように・・。

T H I N K」 ― T・H・I・N・K

当然ながら人は、何事も、まず考えて行動します。考えないで、行動する人はいません。
しかし浅く考える人と、深く考える人、/遅くになって考える人、早くから考える人がいます。

今までと同じで・・、前例に合して・・と考え、奉仕の企画・行動するのも一つの方法ですが、ここで、何事も“これで良いのか”と先ずお考えください。そして最終的に“これでよかったのか”とお考え頂ければ素晴らしい事と考えます

パスカルは
<人間はひとくきの葦にすぎない。自然の中で最も弱いものである。しかし、それは考える葦である>
と言っています。このTHINKをベースに、

“T H I N K” まず、考えて「T楽しく-H奉仕を-I域に(粋に)-N仲良く Kきっちりと、そして、考えましょう。“THINK”!

それによって、豊かな人生を楽しく過ごしましょう。

以上の スローガン 方針を図式化した「ロゴマーク」を、下記に示します。

第2650地区 2013-14年度 ロゴマーク

内容は、

“あなたの善からみんなの善へ”
   [お一人のI serve の気持ち、行為] から [みんなで力を合わせて奉仕をする  We serve ] の奉仕をしましょう。
     その行為の具体的な方法をも示しています。

図には

・同心円が三つあります。この円が一つのクラブを表しています。

    ・内側の「黄色の円」クラブの中心―クラブ名
           ↓
    ・真ん中の円会員お一人お一人を示めしています。
     (会員数の“円弧”が在るとお考えください。)
         その中の黒の矢印は[お一人、お一人、あなたの善の気持からの行動
               ―――――> を示しています。
           ↓
    ・外側の濃い緑の円弧は、会員が力を合わせて行う奉仕を示しています。
     (みんなの善の気持ちを合わせての奉仕行動です。)
         その中の黒の円弧の矢印はその行動を示しています。
    ・円内の THINK は あなたも、みんなも まず“考えて”
                               そして、
         楽しく・ 奉仕を・ 域に(粋に) 仲良く・ きっちりと
                               そして
                           もう一度考えよう
    ・3Gs/1Wは、”一週三善”(一週間;例会から次の例会までの間に、三つの良いことをしましょう)を示しています。

―具体的な地区方針―

ロータリークラブはロータリーの基本であり、地区は各ロータリークラブとその会員より成り立っています。

 

各ロータリークラブは、

その地域の独自性を生かして、地域のニーズを掘り起こし、有効な素晴らしい奉仕を(THINKを基本にして)実践していただきますようお願いいたします。

そして、

  • “あなたの善から、みんなの善へ”のスローガンを奉仕の基本に据えて下さい。

  • 継続性・計測可能・危機管理などの基本的なことにも留意ください。

  • 例会の効果的活用をもTHINKしてください。(週報の効果的、継続的活用も)

  • クラブ内に地区の各委員会(下記)の対応委員会(または窓口)をお決めください。

    一方、

地区」及び「地区委員会」には、以下の任務、奉仕事業を要望させて頂きます。

またその地区内での有効な素晴らしい奉仕を(THINKを基本にして)実践していただきますようお願いいたします。そして、

  • “あなたの善から、みんなの善へ”のスローガンを奉仕の基本に据えて下さい。
  • 継続性・計測可能・危機管理などの基本的なことにも留意ください。
  • 委員会相互の連携を図って実践してください。(委員会同志の助け合い)
  • 概念や、抽象的な活動のみでなく具体的な手法が伴う奉仕活動を行ってください。
  • 常に委員会活動については「諮問委員」の方に情報を示し、諮問するべき内容があるか常に考えて諮問するべきことは諮問ください。また内容によっては、ガバナー、ガバナー補佐の皆さんに協力を積極的に求めてください。

◇  地区内クラブに対して、は

  • 各クラブへご協力のお願い・クラブの奉仕活動への助言・指導・情報提供等を行います。従いまして、以下の地区委員会と各クラブでの対応委員会または窓口をご確認ください。

◇  地区委員会が主体となって行う事業

  • 委員会相互の連携を考え、助け合える委員会と連動してください。
  • 早くから趣旨を十分に説明し、そして、企画、計画をして各クラブの参加・協力を促してください。

以下に、各地区委員会への要望を示させていただきます。

  • 地区研修委員会
    • 社会の、地区の現状、状況を把握の上、
      「ロータリーを実践しみんなに豊かな人生を」
      「あなたの善から、みんなの善へ」を基本にした研修
  • RLI委員会
    • 各委員会でRLIを実践した委員会の会議をすすめる。
    • 全クラブにRLIディスカッションリーダーの経験者の配置を図る。
  • 規則手続委員会
    • 過去のアンケートの活用を図って、各クラブの定款・規則等の充実
    • 「RI規定審議会」への対応
  • 会員増強・拡大委員会
    • 退会防止に力を入れる (全世界で12万人が年間退会している)
                   ↓ 

      • 退会は、各クラブ会員数×3%以内に留め、
      • 入会は、各クラブ会員数×5%以上にする
                 (会員数 の 2%の増加を図る)
  • ロータリー情報委員会
    1. 従来の情報委員会活動
    2. マニュアル編集・企画・管理業務
  • 職業奉仕委員会
    • 理論と実践
      (各会員の職業奉仕の実践例などの発表なども含め)
  • 社会奉仕委員会
    • 環境美化にも力を入れましょう。美しいまちで美しい善を。
  • 新世代委員会
    • 新世代関係委員会の連携
    • ライラ参加者のその後のフォロー(継続性)
  • 新世代育成基金特別委員会
    • 10年限定委員会の基本的考えに基づいての方針の企画
  • インターアクト委員会
    • インターアクトクラブの拡大
    • 日本の文化、自然等 国内の良さもクラブ員に知ってもらう。
  • ローターアクト委員会
    • ロータリーの行事に積極的に参加し、ロータリーに若さの活力を与える。
  • 青少年交換委員会
    • 危機管理に十分に配慮し安全な、有意義な交換奉仕業務を行う。
  • 国際奉仕委員会
    1. 各クラブでの国際関係の奉仕事業の指導、援助
    2. 国際大会、国際交流への参加への準備 と参加 を促す。
  • 広報・雑誌委員会
    • ロータリーブランドの向上
    • 他の委員会の事業、奉仕活動の取材と発進(情報の受信・発信)
    • RI 補助金の活用と、それによる広報の実践
  • 米山奨学委員会
    • 奨学生の研究内容の把握(日本での留学の意義)
    • 特別寄付 ¥24,000円/1人 (¥ 2,000-/月)の目標達成
  • 地区ロータリー財団委員会
    • 未来の夢計画 の 充実
    • 計画性のある補助金申請のあり方の指導
  • 財団資金推進委員会
    • 年次基金寄付 180 $/1人 の目標達成
  • ポリオプラス委員会
    • 「ポリオ撲滅運動」の意義の啓蒙と募金(20$/年・会員)
  • 財団補助金委員会
    • 地区97クラブへの「補助金」システムの理解促進
    • 地区97クラブの補助金活用の促進
                 ↓
            補助金活用の平均化
  • 財団資金管理委員会
    • 明確で、判り易い管理方法
  • 東日本災害復興支援特別委員会
    • ロータリアンが直接“支援”に参加できる手法
    • 継続性 計測可能 について検討