今月の表紙
琵琶湖疏水(滋賀県大津市)
今から120年以上も前、東京奠都に伴い衰退した京都を救おうと、灌漑・上水・水運のための疎水計画が立ち上がりました。
電力発電も完備され、第2疎水も完成、全長約11kmに及ぶ運河が生まれました。
技術はすべて日本人だけ、近代日本の土木技術が世界に認められた瞬間でした。
しかし、時代の流れとともに客貨物の運搬も衰退することとなります。
近代遺産として残った琵琶湖疏水。現在は桜の名所として幻想的な風景を見せてくれます。
南禅寺にはその遺跡も残っており、春と秋の両方に見どころがあります。