国際ロータリー第2650地区(滋賀、福井、京都、奈良)
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インターシティミーティング第2組開催報告

福知山西南ロータリークラブ
I.M実行幹事 曽根 廣樹


 平成20年10月4日、秋晴れの中、RI第2650地区第2組京都北部7RCのIMが、福知山西南RCをホストとして開催されました。第1部は、講師に京都大学名誉教授でipsアカデミアジャパン代表取締役の吉田修先生の、「生命について」と題された講演がありました。「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いがあることについて、「そんなことを問う人がいるという現代に大いに問題がある」など、生命への畏敬について話していただきました。
 第2部は、「次の世代にときめきを」をメインテーマに「終の栖のまちづくり」と題して京都北部の5都市(綾部市、京丹後市、福知山市、舞鶴市、宮津市)の各市長様をパネリストとしてお迎えしてフォーラムを開きました。コーディネーターは山田三郎パストガバナーで、市長経験のある川端ガバナーにも参加していただきました。フォーラムでは最初に各市長のまちづくりに対する思いを話していただきました。  綾部市の四方八州男市長は「水源を守る限界集落を環境保全の最前線である、水源の里、と位置付け、そこで暮らす住民が地域に誇りを持ち、自立する取組が必要」と主張されました。
 京丹後市の中山泰市長は、この地域には百歳以上の高齢者が多いことに触れられ、「海、山があり環境が良いから健康で長寿の方が多く、またこの地方は山陰、近畿、若狭への出発地点でもある」
 地元福知山市の松山正治市長は、合併で市域が広域化したことに触れられ、「中心部や周辺部の特色を活かした施策を進める一方、高齢化が激しい17集落を中心に定期的に職員を出向かせ「地域と連携を密にして必要施策を進める」
 齋藤彰舞鶴市長は、「舞鶴港は潮の干満の差が少なく波も穏やかな天然の良港であり、舞鶴港をロシア、中国、韓国等大陸の国々の、日本の玄関口として活かしていきたい」
 井上正嗣宮津市長は、「京の都より、丹後、宮津の方が歴史は古い。豊かな自然や食物を中心に歴史や文化を紹介し活性化していきたい」と話されました。
 川端ガバナーからは、「地域住民として生涯をここで終えても良いと思えるようなまちづくり、子孫が常にときめきを覚えることのできる環境を残すために、私たちロータリアンがそれぞれの地域社会に根ざした奉仕活動、まちづくりをしなければならない」と提言されました。
 今回のIMはipsアカデミアジャパンの吉田先生や、7クラブ所属地区の5市長様に参加していただくことになり、ロータリアンだけではもったいないということで、人数制限はありましたが、市民の方にも参加していただくことになりました。初めての試みで、どんなIMになるか心配しましたが、ご多忙の中を参加していただいた5市の市長様の、それぞれの町の現状や方針を直に拝聴できたことは、私たちロータリアンにとっても意義深いことでした。
 あとになりましたが、ご協力、ご支援、ご指導を賜りました多くの皆々様に心より感謝と御礼を申し上げ、第2組IMの開催報告とさせていただきます。本当にありがとうございました。

 


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