Rotary International District 2650国際ロータリー第2650地区
ホーム > ガバナー報告 > ガバナー活動方針 プライバシーポリシーENGLISH
ホーム
地区概要
組織
ガバナー報告
ガバナー月信
地区内クラブ一覧
委員会
例会変更情報
年間行事予定
月間行事予定
ダウンロードセンター
年度別アーカイブ

国際ロータリー第2650地区
2006〜2007ガバナー平井義久
事務所:〒604-8186
京都市中京区烏丸御池南東角
アーバネックス御池ビル西館3階
TEL:(075)229-2650
FAX:(075)229-2651
E-mail:gov06-07@rid2650.gr.jp


pagetopガバナー報告に戻る

ガバナー活動方針

次年度の方針について
2006〜07年度 第2650地区
テーマ
 『絆』 ――― 奉仕の感動を分かち合おう。

国際ロータリー 第2650地区
ガバナー 平 井 義 久

「ロータリーは地球村のリーダーです。」
2月17日サンデイエゴの国際協議会での
国際ロータリーのウイリアム B. ボイド 次期会長の言葉です。
そして2006〜07年度のテーマとして『LEAD THE WAY--- 率先しよう』と提示されました。
さらに、次のようにスピーチされました。
「私達は地域社会やクラブで常に行われているやり方を踏襲することに満足しません。
私達は現状に決して満足していません。
また、私達は誰か他の人がそれを解決するだろうという風に考えません。
私達は先頭に立って行動しなければならない人間です。」
ひとつひとつの善行を重ねながら、着実に世界を変えていく
ロータリアンの力に対する信念、実に力強い言葉です。
寛容と思いやりと誠実さを実践し、
自らが手本となってロータリーの道を率先するように、と力説されたのであります。
感動の場面、全員が総立ち、スタンディングオベーション。
出席した者しか判らない雰囲気でした。

ロータリアンが世界を変える力を持っているという、
ボイド会長の強い信念がこの「率先しよう」に表れています。
このボイド会長の信念を実行するために、
ロータリアンが率先して奉仕をおこなうことを提唱します。
そのためには地域の方との「絆」、家族との「絆」、ロータリアン同士の「絆」を深め、協同して奉仕を行わなければいけません。
強い「絆」のもとに行われる奉仕は感動を伴うでしょう。
そして奉仕の「輪」が広がり、明るい未来を築いていくことになるでしょう。
私たちロータリアンはその先頭に立って、率先しなければいけません。

私は第2650地区ガバナーとして、「絆」をテーマとします。
その「絆」のもとで、大きな感動を伴う奉仕を行っていきます。

2006〜07年度の提示されました強調事項は次の4点と、
永遠の命題である会員増強と退会防止です。
1、識字率の向上
2、水保全
3、保健、飢餓追放
4、ロータリー家族

※必達の事項会員増強と退会防止

新世紀の奉仕のあり方を常にみつめ、 率先して実行するロータリーを、
この第2650地区で着実に実践してまいりたいと思います。

1、識字率の向上
文字は人類がつくりあげたコミュニケーションの優れた手段です。
ですから、まず読む能力がなければ人が生きてゆく上で
社会生活を満足に営むことができません。
人間は言葉を学び、言葉で考え、言葉で表現します。
そのはじめが文字の習得であり、教育の基本です。
途上国では貧困と識字率は密接な関係があり、
非識字が生活の糧を得るための大きな障害となっています。
貧困の根底には識字率と教育の問題があります。
また、人と人が充分にコミュニケーションがとれないことによる喧嘩や犯罪も発生します。
意志疎通の問題です。いくつかのいたましい事件や事故は人と人の心の絆が得られない状況から起こっています。
日本で生活されている外国人の言葉の問題もそうです。
中国残留孤児の帰国後の問題もあります。
意外と私達の身近かにある課題として、
青少年育成をも含めて取組んでまいりたいと思います。

2、水保全
世界の人口が65億人を突破し、2013年には70億、
半世紀後には90億に届くと米商務省推計で発表されました。
人類は既に世界に蓄えられている真水の半分以上を費やしており、
2025年には4分の3を使い切ってしまうと考えられているそうです。
想像以上に人口の増加がスピードアップしていますから、
真水の危機も加速することと考えます。
水資源は自然からの借り物であり、有効に使われなくてはなりません。
水の管理は食糧の生産にも大きな影響を及ぼしています。
汚染された水に悩める国や地域、毎日の水運びのために学校に行く時間がない子供たち。
日本でもいつの頃からか水道の蛇口から直接、水を飲む習慣がなくなりました。
ガソリンと同じように飲料水にお金を払って生活しています。
安全な水をみんなが共有することができるため、
次の世代にきれいな水と環境を手渡すため、
私達が手にする1杯の水から、水資源の問題と真摯に向き合わねばなりません。

3、保健、飢餓追放
先に述べました水の問題とも密接な関連があります。
きれいな水や適切な衛生施設によって多くの保健上の改善が可能です。
飢餓は世界中が抱える大きな問題で、
毎年1100万人の子供が死亡している現実があります。
そのほとんどが発展途上国の子供達、70%は予防可能な病気による死、しかも栄養失調と水感染の疾病が極めて多いのです。
食糧なくして健康はありません。
健康なくして夢も希望も存在しません。
ポリオ撲滅への支援、恵まれない人々のための医療の提供。
飢餓にあえぐ人々への自助自立の支援、さらに福祉の向上も計っていきましょう。
奉仕の継続は大きな力になります。
ロータリー財団へ寄付することを通じての基金のプールは私達にとっての重要プロジェクトです。

4、ロータリー家族
多くの人々が時間に追われる生活を送っている今日、
共働きの家族も当たり前となっています。
多くのロータリアンは仕事と家庭の両立に奮闘しています。
それだけに家族を巻き込んだロータリー活動が望まれます。
ロータリー家族とは、私達ロータリアンと心を同じくして、
活動していただける仲間をいいます。奉仕活動は草の根運動です。
家族との絆、地域との絆、各NPOとの絆、
様々な人々に私達の考えをご理解いただき、共に手をとり活動をしてゆくこと。
これは私達ロータリークラブの未来を考えるうえでも大切なことです。

<会員増強>
このような強調事項を推進していくためにも、会員の増強は不可欠です。
ロータリー活動はステータスです。
誇りをもって奉仕に夢を描き、効果的なクラブづくりをすすめてください。
クラブリーダーシッププランを通じて
充実したクラブを築いてこそ、退会防止につながります。
クラブのリーダーシップが活力と積極性と意欲に満ちたものであると退会率が低く、
健全なクラブ運営ができることが実証されています。
ボイド次期会長は、次年度に1クラブ1人の会員の純増を目標と定められました。
第2650地区で94名の新会員が誕生する計算ですが、
ぜひともそれ以上の増強を期待しております。

さて、4つの強調項目はお気付きのようにそれぞれが連鎖し、
教育の問題とも深く関連しています。
文盲を根絶するための教育であり、環境の教育であり、
保健衛生の教育、しつけ・道徳教育です。
また、児童や青少年が健康を維持し、
よく学び社会参加することにより豊かな地域、夢のある国をつくります。
大きくは国の紛争、私達の身近なところでは
道徳心や倫理の後退する社会風潮、家庭教育、学校教育の欠如、
青少年の育成がいかに重要かと感じる昨今です。
地道で優れた教育、お互いの信頼、そこに生まれる心の絆。
この絆と信頼がなければ家庭、学校、社会、
そして国家さえもうまく機能することは出来ません。

2006〜2007年度は第2世紀目に入り
クラブリーダーシッププラン(CLP)導入という新しい組織、
システムの中での活発な活動が望まれる年度であります。
変革し成長するロータリーに
ふさわしい行動を起こす年度でなければなりません。

また、クラブ奉仕・職業奉仕・社会奉仕・国際奉仕は
ロータリー活動の根幹であります。
奉仕プロジェクト部門で新世代の活動をも含めて
奉仕活動を展開していただきたいと考えます。

四大奉仕を基にCLPを取り入れて
ロータリーの綱領を追求し
効果的なクラブを創造していただきたいと思います。

そのために、
1.会員基盤を維持し拡大する。
2.成果のある奉仕プロジェクトを実施する。
3.ロータリー財団、米山奨学会を支援する。
4.クラブレベルを超えた指導者を育成する。
5.クラブ運営を簡素化し奉仕と親睦に集中させる。
これが効果的クラブの創造であります。

ロータリー財団の使命は、
地域レベル、全国レベル、国際レベルの人道的、教育的、
文化交流プログラムを通じてロータリーの綱領と
ロータリーの使命を遂行、かつ世界理解と平和を
達成しようとするロータリーの活動を支援します。
国際活動だけでなく地域、全国レベルの活動もつけ加えられました。

奉仕活動と資金調達は車の両輪です。
人類は一つです。世界中の貧困や飢餓が減少し
社会が向上し世界が平和にならない限り、私たちの真の平和はありえません。
ロータリー財団が地域や国際社会への奉仕をさらに強化増大
するたには奉仕活動の充実と資金面の援助が重要です。
そのためにR.I.は「毎年あなたも100ドルを」実践してください。 とアピールしています。
しかし当地区は、ここ数年間150ドルを目標にしてまいりました。

米山奨学金については、
●日本のロータリアンの寄付を財源として
日本で学ぶ外国人留学生に対して奨学金を支給しています。
●年間 奨学金支給額 17億円 約1000名
●月額支給額 学部生          10万円
          大学院生          14万円
          短大・高専・専修学校生 7万円
●年間寄付額約15億円(2000年/18億円)
  毎年一人24,000円を目標にしてください。
●この事業も広く社会の皆さんに広報することが
  ロータリーの公共イメージアップに繋がると考えます。

昨今の想像を絶する社会の荒廃。
少女誘拐 殺人、偽装マンションの販売、暴力、虐待、
実体のともなわないマネーゲームなど、いつのころからか、
私達はこのようなニュースに囲まれた日々を過ごすようになってしまいました。
人と人との関係に信頼が損なわれ始め、
同時に自信さえも喪失しているのが現状であります。
お互いの信頼がなければ、家庭、学校、社会、
国家さえもうまく機能することができません。
ひとつの信頼が絆となり、そこに人と人とをしっかり結びつけてくれる
強い繋がりが生まれるはずです。
古いシステムといっしょに破壊してはならないもの・・・・・・それは「絆」です。

ロータリー活動の歴史のなかで「絆」のキーワードをひも解いてみますと、
図らずも次のような記載がありました。
『創始者ポールPハリスが求めたものは、寛容で親睦と友情の精神に満ちあふれた
1業1人の相互扶助で結ばれた「人間の絆」であった。』(ポールP.ハリス略伝)

さらに国際ロータリー元会長(1987ー88)のチャールズケラー氏も
最新刊『奉仕の1世紀』でこのように語っています。
『奉仕の理想は人々をつなぐ真の絆です。
奉仕とは単に良いことをするだけでなく人々の役に立つことです。
世界では人々が異なる言語を話し、異なる食事をし、異なる衣服を着て、
異なる宗教を信奉しています。こうした人々を結び付けるには強力な絆が必要です。
ロータリーではその絆が超我の奉仕という理想です』

百年前、アメリカ・シカゴで当時の社会・職業モラルの荒廃を何とか救おうと、
異なった職業の経営者が集まって立上り地域の職業を代表する者同士が力を合わせて、
より良き地域づくりを目指したこのロータリー精神こそ
今の人の心が荒廃しモラルのなくなった環境の日本の社会に各地域に必要であります。
「絆」のこころを大切に率先実行、さらなる活動の充実を図っていきたく思います。

まず、身近な家族から、地域の人々へと
ロータリー活動の理解の輪を広げ、深めていく、
公共的イメージの推進を積極的に行い、
ひとりひとりが広報マンとなってください。
私は特に児童や青少年を巻き込んだ奉仕活動を多く取り入れて、
若者達がロータリーに興味を持ってくれる機会を増やしてゆきたいと考えています。
感動を与える活動の体験談を伝えたり、
また、ひとつのテーマに一緒に挑戦して、
やり遂げて感動を分かち合う、そこに心の絆が生まれます。
そして、これこそが公共的イメージを高め、
将来のロータリアンを産み育てる基本だと信じています。

各クラブが、会員ひとりひとりがこの絆を大切に心にきざみ、
『LEAD THE WAY』率先してロータリー活動を
推進していただきたいと願ってやみません。
そして、「絆」---奉仕の感動を分かち合いましょう。

会長賞をはじめ、各賞の獲得を念頭に置き、1年間 共にがんばりましょう!!!!!




pagetop
コピーライト