本年度より、当委員会の名称が『規定審議委員会』から『手続規則委員会』に変更になりました。『手続規則委員会』、大変聞きなれない言葉ですが、実は2001年6月開催のRI理事会で、各地区に手続規則委員会(DistrictRulesandProceduresCommittee)を設置することが奨励され、この決定に従って本年度より当地区でもこの名称を使用することになったものです。
ところで、規定というと、何となく取っ付きにくい感じを持たれている方も多いと思います。しかし、かつて平澤興パストガバナーは月信で規定について、次のように述べておられます。
『定款とか規則とかいうと、とかく、つい固くなり、抵抗を感じ易いのでありますが、実はそれは文化的な社会とか、組織における一つの公の約束であります。(中略)私はこの度ロータリー国際協議会に出席して、ロータリーの手続や規則などをまとめている「手続要覧」などにしても、実はロータリーをここまで発展せしめた先人達の血と涙の結晶なのだということに気づきました。』細かい規定は別にしても、我々はロータリー運営の根本的なものには、よく通じておく必要があるのではないかと思います。
さて、来年2007年4月22日より米国、シカゴにおいて、いよいよ3年に一度のRI規定審議会が開催されます。今回の会議でどのような規定変更がなされるか大変注目されるところですが、その反面、毎回その採択制定案の日本語訳が発表されるのは遅く、その対応に苦慮されているクラブが多くあるようです。
本年度当委員会では、当地区の代表議員として参加される宮C茂和パストガバナーのご帰国を待って、今回の審議結果のポイントについて出来るだけ早く各クラブにお知らせしたいと考えております。皆様に分かり易い情報をお伝えすることにより、規定について、少しでもご理解が深まれば、当委員会の役割が十分果たせるのではないかと思っております。
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