Rotary International District 2650国際ロータリー第2650地区
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国際ロータリー第2650地区
2006〜2007ガバナー平井義久
事務所:〒604-8186
京都市中京区烏丸御池南東角
アーバネックス御池ビル西館3階
TEL:(075)229-2650
FAX:(075)229-2651
E-mail:gov06-07@rid2650.gr.jp

委員長メッセージ

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『愛と絆・心の奉仕をトンガ王国へ!』トンガ王国:国際医療・教育支援事業

世界社会奉仕委員長
園田 英次 (湖南RC)

RI 2650地区・WCSは、「世界の子供たちへの平和と幸せ」を願って提唱いたしておりました「ポリオ根絶」支援は1995年から過去12年間、世界各国でポリオワクチン投与キャンペーン活動に関わる様々な分野の医療支援活動を継続援助してきました。

その実績は、国際ロータリーを始め世界保健機関、アジア地域各国の保健機関から注目され多大な評価となり、援助対象国の期待は計り知れないものであると確信しております。

世界のポリオと感染症の現状1988年、ポリオ発生国は125ヵ国以上の常在流行国があり、この年のポリオ発生件数は実に350,000件発生しておりました。

世界中に蔓延しておりましたポリオは世界保健機関、各国政府保健機関、国際ロータリーなどの支援による高い定期予防接種の維持によって、2005年の常在流行国は16ヵ国(ナイジェリア、イエメン、インド、インドネシア、他11ヵ国)まで減少し、ポリオ発生件数も1,948症例と大幅な減少となりました。

しかし、常在流行国から持込まれる輸入株によるポリオ疾患はカウントされない状況の中、流行国に隣接する国々の輸入株・ポリオ疾患が深刻な問題となり予防接種率の低い発展途上国のポリオワクチン追加免疫投与支援が大きな課題となっているのが現実であります。

また、ポリオを含む感染症(結核、マラリア、デング熱、エイズ、B型肝炎、麻疹、風疹、他)による下痢症と肺炎・気管支炎、高熱で命を失っている世界の子供たちは、年間推定死亡者数は1,470万人と報告され、その犠牲者の大半は発展途上国の貧困者や乳幼児に集中しています。

感染症による死者が途上国に集中する要因は、貧困による不十分な食料、不衛生な水、教育の遅れ、不公平な医療サービス、劣悪な居住環境が大きな要因となっています。又、その他の要因として紛争や地球規模の環境破壊、交通網の発達によるヒトやモノの大量輸送移動なども絡み合っています。このような事象を踏まえ国際医療・教育支援を策定し推進しました。

RI 2650地区・WCS国際支援事業の策定ポリオの現状と感染症の現実を見極め、本年度のRI2650地区・WCSは発展途上国の抱える問題の医療環境設備改善事業や公衆衛生・教育環境改善事業とポリオ根絶を中心とした感染症予防接種支援活動を提唱させていただいた『感染症予防対策プロジェクト』事業をWHO(WPRO=西太平洋地域事務局)と策定させていただきました。

医療環境改善は、電気のない太平洋に浮かぶ離島のトンガ王国にソーラーシステム(太陽エネルギー発電装置)を活用した生ワクチン、医薬品、保冷保管(冷蔵庫)設備を離島の各保健所に設置し、地域格差のない医療サービス整備支援と医療廃棄物による二次感染・環境汚染問題の対策としてソーラー導入型・焼却炉の設置の改善活性化推進事業を策定しております。

公衆衛生改善事業は、安全性が高い濾過装置を取付けた飲料用・雨水タンクの設置と識字率の向上や公衆衛生教育に効果が期待できる視聴覚装置(TV・ビデオ装置)など、支援国に最も適した支援事業を策定し検討をいたしております。

この支援事業が太平洋に浮かぶ離島への課題である主旨を、多くのロータリーアンに理解され、地区・WCSが推進する環境改善活性化支援活動の輪が更に大きく広がり、次代を担う世界の子供たちへ『愛と絆の奉仕』の手が差し伸べられることを切に希望いたします。


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