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大久保 昇  新しい年度にむけて



国際ロータリー第2650地区ガバナー 大久保 昇
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地区テーマは
『かけ橋の年 〜行動するロータリー〜 』
 アナハイムで行われたRIのカール・ヴィルヘルム・ステンハマー会長エレクトのスピーチの中で、特に強調されたのは次の4点でした。
  1. 会員の増強をはかること
    各クラブは会員1名かそれ以上の純増を達成するために、会員勧誘計画を立て実施する。
  2. ロータリーの公共的イメージを高めること
    広報活動に力を入れ、一般の人々の目に留めさせる。
  3. 従来から行ってきた四つの奉仕活動(クラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕)を継続させる。特に識字率の向上と教育の振興、水資源の管理と保健問題に力を入れる。
  4. 3.の奉仕活動の実効を高めるために、さまざまな機関や団体との協力や関係を深めていく。

 このような活動を行う精神的基盤として「超我の奉仕 Service Above Self」という標語を提示されたのです。
私達はこのような新会長の方針に呼応して、ロータリーの第2世紀目の第1ページにあたる2005-06年度を「かけ橋の年」と名付けたいと思います。それは、過去の100年と来るべき新世紀を結ぶ「かけ橋の年」であり、「継続は力なり」といわれるように、われわれが営々と続けてきた様々な奉仕活動を力強く持続するとともに、地域社会のニーズに鋭く応えていく「行動するロータリー」でありたいと思います。

 1. 会員の増強
 残念ながらわれわれの地区の会員数も最盛期に比べれば1000人余り落ち込んでいます。行動するロータリーとしてのパワーを発揮していくためには、より広範囲な人材の勧誘が必要になると思います。
 たとえば、女性の経営者が増えていることも注目すべきポイントです。次に述べる広報活動を活発化するためにも女性のパワーは必要です。コンピューターや情報産業、ソフト・ビジネスなどの若く有望な経営者層も又重要な分野といえるでしょう。この方々によくロータリーの価値を理解してもらい、サイバー・スペースでの広報活動に力を貸してもらうことも、21世紀の「行動するロータリー」にとって不可欠と思われます。

 2. ロータリーの公共的イメージ・アップと広報
 新会長が特に強調されているのはこの分野で、2005-06年度に、特に顕著な広報活動を行ったクラブにはRI広報賞が授与されます。
 地域社会のニーズに応えたタイムリーな活動やイベントの実施は、マスメディアにアピールするでしょう。広報には何よりもタイミングが大切で、例えば各種の災害に対して援助の手を差しのべるのも、タイムリーでなければなりません。
 広報を行うメディアは必ずしも大きなマスメディアとは限りません。地域の広報誌や、さまざまな地方公共団体のパブリケーション、諸機関の刊行物なども(4)にあげた協力をおこなうために重要なメディアといえます。これまであまり接触のなかった機関や団体にもアプローチして「かけ橋」を築いていこうではありませんか。

 3. 四つの奉仕
  「クラブ奉仕」
 会員は増強されるどころか、やり方によっては減少することも大いにあり得ます。アナハイムの国際協議会でグレン・キンロス元会長がスピーチされ、辞める理由の22%は所属するクラブのプログラムやプロジェクトへの不満です。つまり活動がおもしろくないために辞めていくのだと言われました。大切なのは、クラブ内のあらゆるメンバーに「参加する意欲」を起こさせるプロジェクトを策定することです。
 また、若い世代を会員に勧誘するためには、時間的・経済的制約がある。そうした方々のためにこれらを克服するための新しいクラブ(拡大)を創設する時期にきていると思います。
 さらに、新世代・ローターアクト・インターアクト・財団学友・米山奨学を通じてロータリーの若い世代への浸透をはかることも重要です。これは、まさに世代間の「かけ橋」と呼べるかと思います。

 「職業奉仕」
 職業奉仕は、基本的にロータリアンが「超我の奉仕」の理念に基づき、高い職業倫理を実現していこうというロータリークラブ原点ともいえる活動です。
 グレン・エステス会長は、アラバマの病院の理事をしていて、全従業員に識字率向上のセミナーを行い、薬のラベルの読み違いが起こらないようにした−という話をされていました。確かに日本の識字率は高いのですが、若者の活字離れは問題です。神谷ガバナーが力を入れてこられた青少年育成問題を持続する意味でも、教育をからめた奉仕活動は是非継続したい。
 さらに、日本にいる外国人の識字の問題を、同居している親たちも含めて考えていくことや、少年院・養護施設などでは、日本人に対しても識字の問題が残っていると考えられます。日本の識字率が高いことは、江戸時代以来の教育の遺産ですが、これからは日本語の識字率のみならず、今日のようなグローバルな時代には外国語を習得することも考えていくべきでしょう。
 近頃の母親は子供に本を読んでやる時間がない−と言われます。例えば、老人ホームの老人たちに本をおもしろく読むセミナーを実施し、近くの保育園とタイアップして、ボランティアとして子供達に本を読んであげるプロジェクトを考えてはいかがでしょう。これこそ高齢者と幼児を結ぶ「かけ橋」のプロジェクトです。

 「社会奉仕」
 我が2650地区をつなぐ共通の要素は水です。湖や川が1府3県を結んでいるのです。確かに、ステンハマー会長の言われるような汚い水の問題は日本に少ないかもしれません。しかし、今ではどの家庭でも水道の水を飲まずにボトルの水を冷蔵庫に入れているように、水質はやはり大きな問題です。いつ何時どこで工場排水や農薬などが混入し、大事に到らないとも限りません。水資源管理の問題は常に水質に鋭い目を向ける意味で、重要な地域の課題といえそうです。
 また、日本は食料資源の6割を海外から輸入しており、その意味で海外の食料輸出国の水資源問題に深い関心を抱かざるを得ないのです。

 「国際奉仕」
 米山奨学生はすでに半世紀の歴史を誇りこれまで100カ国あまりから、10000人を超える留学生を支援してきました。これはある意味では次の世紀に役立てるべき大切な財産といえるでしょう。
 外務省が文科省とタイアップして実施しているジェットプログラムは、英語圏の大学卒業者を1〜2年日本に招いて小・中・高校で生きた英語を教えさせるプロジェクトですが、米国などではその経験者が「ジェット同窓会」を結成して、お互いに連絡を取り合い、次の候補者の審査にあたったり、ウェブサイトをつくって就職の斡旋をしたり、華々しく活動しています。米山奨学生・国際親善奨学生などの選考にも、このように実際の経験者を一部入れることが望ましいと思います。
 ロータリーの実施している米山奨学生・国際親善奨学生・ローターアクト・インターアクト・RYLA・青少年交換プログラムなども、実施したあとの名簿づくりとフォローアップが大切です。同窓生間の交流はもとより、ロータリー・メンバーと時々の問題について討論する場を設けるなど、ここでも国際間の「かけ橋」の重要性が考えられます。
 米山奨学生の場合ですが、留学生の出身国の言葉を、例会前(30分)の時間を利用してロータリアンが学ぶことも重要かと思います。また言語のみならず、こうした留学生たちと諸々の問題についてディスカッションする機会を設けることで、国際間の理解を増進するとともに、将来の親善にも役立つことになると思われます。(会員と奨学生とのかけ橋)
 また、これらのプロジェクトはすべて若い世代を対象にして、それぞれの委員会 が実施していますが、これらの委員長が横断的に話合う場をつくり、若い世代との かけ橋づくりに共通のポリシーを打ち出していく必要があると考えます。

 4. 各種の機関や団体との協力
 ロータリークラブ単独で様々なプロジェクトを考えても、その力は限られています。確かに、ロータリー財団の基金は重要ですが、その基金を生かして水資源や識字率、ポリオ・プラスなどのプロジェクトを実施するにあたっては、国連やユニセフ、各国政府や様々なNPOの協力を仰ぐことが必要です。我が地区における地域奉仕の活動にしても、この地区にある様々なNPOを一度リストアップして、どの活動にはどのNPOと手を結んだら、もっとも効果的にプロジェクトが推進できるかをリサーチする必要があるでしょう。これも又はからずも「かけ橋」の重要性につながるのです。
 昨年はポリオ・プラスの活動でも、ラオスやパプアニューギニアではWHOやJAICAのご協力を得ました。こうした他機関との協力がいかに大きな意味を持つかは、私自身、身をもって体験した次第です。「行動するロータリー」をクラブ内外にアピールし、より機能的なクラブ作りをするにあたっては、クラブ・リーダーシップ・プランにみられるような機能別グループに基づく委員会の機構をもつことが望ましいと考えます。今年度はできる範囲でこの主旨をいかしていきたいと思います。


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Copyright 2005 Rotary International District 2650.
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