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ガバナー 神谷保男 |
グレンE・エステスRI会長のテーマとその強調事項、それにジェームス・レイシーさんの講演を読まれてもお判りのことと思いますが、世界中の恵まれない子供が良い環境の中で成長できますようにという熱い願いがこめられています。 |
識字率向上、保健、水資源対策、そしてポリオ・プラスもすべて悲惨な生活の中に短い命を失ってゆく子供達への救いの手、これこそロータリアンとしてのやり甲斐であり奉仕そのものであります。私達は、RI会長の方針と強調事項に呼応して力強く支援し実行しなくてはなりません。
しかしながら日本のロータリアンの皆様、我々にとってかけがえのない日本の子供達に目を移して下さい。年毎に悪くなってゆく子供達が次第に増えてゆく現状をどのように思われますか。このままで日本の将来は大丈夫なのでしょうか。少年非行と犯罪は氷山の一角と考えねばなりません。いつからどうしてこのような状況になったのでしょうか。何とかしなくてはと多くの人達が危機感を持ちながら手をこまねいている中に坂道を転げるように悪くなっています。
「心の教育」ということが云われるようになって来ました。しかし、あまりに大きな問題であり、その原因には種々な要素が考えられるためにお互いに責任を転嫁して、教職者も、親達も、社会の人々も自らの非を認めようと致しません。本当は皆に責任のあることなのに。
今こそ「脚下照顧」であります。ロータリーもこの青少年育成問題に取り組むことが必要な時に来ていると思います。たとえそれが手におえないような大きな問題と感じられ、無力感を覚えたにしても、「勇気とやる気、そして根気」で頑張らなければなりません。青少年は国の未来を左右する根幹をなすものであります。
そこで次年度は「青少年育成問題」について各クラブの会長と新世代委員会が中心となり取り組んで頂くようお願い申し上げます
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次の2項目の推進を2004年度〜2005年度の活動方針とします。
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〔1〕ロータリーを祝おう! |
識字率向上、家族への心遣い、保健対応、水対策
この4項目の中で識字率向上、保健対応、水対策は、世界の中で数多くの人々や子供達にとって生命にかかわる重大問題です。
私達ロータリアンは、ロータリー財団へ寄付することによって、或は直接にW.C.S.に参加して出来る限りの奉仕をいたしましょう。そのために会員増強・家族委員会にも力を尽くしましょう。 |
〔2〕青少年育成問題 |
日本の子供は 識字率、保健、水については、世界で最も恵まれています。いま最も大切なことは「心の教育」であります。日本の未来を託す子供達を清く正しく育てるために奉仕することは、日本のロータリアンに課せられた大切なことであり、意義深いことと考えます。
具体的な活動方法の一つとして、まず年度はじめの数ヶ月間は、教育関係者、児童心理学者、愛護センター、児童相談所、警察官、宗教家などを招いて問題点を研究することや、時にはパネルディスカッションを行うことなども有益なことでしょう。その後は出来る限り有効な方法で、教育委員会、教職員、子を持つ親達、マスコミ、放送界、出版界、作家協会、漫画作家協会、ゲームソフト制作者等にロータリーとしての提案を行う方法を考えて頂きたいと思います。
この奉仕プロジェクトは、地域に根ざしているそれぞれのロータリークラブこそ最も実施し易い立場にあると思いますし、地域の人達がロータリーを理解する一助にもなります。
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第2650地区のテーマ |
『 築こう奉仕の第二世紀 未来を託す子等のために 』 |
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