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Rotary International
ガバナー月信5月号


国際奉仕について
「完全なる世界平和」をめざして
鬱勃と湧くロータリアンのエネルギー


国際ロータリー2650地区
2000〜2001年度 ガバナー山崎時雄

ポール・ハリスの語録から:
「私は、ためらうことなく断言できます。世界平和は達成できると。さらに、友情、寛容、人の役に立つというロータリーの堅固な土台の上に平和を築くなら、恒久的なものにすることができます。」
 第一次世界大戦は1914年に勃発し、1918年にようやく終結しました。史上初の世界大戦であり、レマルクの名作にある「西部戦線異常なし」は巻末の描写でありますが、一見静かに思える戦場で、若者たちはバタバタと死んでいき、死傷者は3000万人を超しました。
 こうした悲惨な世界情勢の中でも、人間の善意志はマグマのように噴出し、1915年にロータリーの職業上の倫理基準が制定され、ロータリーは発展の一途を辿るのですが、社会奉仕誕生を巡って激しい論争が起きるなど、前述した如き紆余曲折もありましたが、1923年「決議23-24」が草案され社会奉仕の誕生となったわけです。そして、善意志に培われたロータリーの発展は止まるところを知らず、1916年初めて非英語国キューバにハバナR.C.が誕生、1917年には世界に300のクラブを数え、1918年には南米ウルグアイにモンテビデオR.C.が400番目のロータリー・クラブとして誕生し、1919年には世界のクラブ数は500を数え、1919年東洋最初のフィリピンのマニラR.C.、1921年1000番目のイギリス、ヨークR.C.、1929年に東京R.C.が誕生し、その年ロータリーは世界に3000クラブ、会員数15万人を擁するようになりました。
 これとほぼ平行して冒頭に述べた悲惨な第一次世界大戦があったわけですが、この大戦はロータリーに四大奉仕の一つ「国際奉仕」の生まれるきっかけを作ってくれました。1921年スコットランドのエジンバラ大会で、国際奉仕に関する綱領が決議され、「奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって国際間の理解と親善と平和を推進すること」と明文化され、1922年には「国際親善と理解のための基金の創設」をもたらしました。また、1922年の標準クラブ定款の中に「国際奉仕」に関する部分が明確に規定されるようになりました。
 そして1935年、チェスリー・R・ペリーが序文に「ロータリーに関する過去と現在の事実、あわせて将来に予見される可能性をあきらかにした」と延べているポール・ハリスの名著「ロータリーの理想と友愛」「THE ROTARIAN AGE」が出版されたのです。その第7章に「ロータリーの世界平和観念は空想か」、と題する項があります。どこからかそんな批判でもあったのでしょうか、その冒頭に、「これほど大きくなったロータリーをもってしても、なおかつ戦争と呼ぶ一制度に対しては重要な影響を与え得ないのであろうか」「これは正に厳粛な問題である」とポール・ハリスは自分自身に問いかけ、戦争という人類の狂気にメスを加え、「およそ戦争なるものは理性を知らない。戦争は勝敗の何れの場合にも相償わないものである。最善の戦争も人類の知る最悪の事件である」と断じ、また、「意外なのは道義観念の強い多くの人々が、国境外のことになると忽ち道義観念を忘れることである」と述べ、人間の愚かさを嘆きます。しかし意気益々盛んで、「このような危機(戦争)に際してはロータリーは無力であると信ずる人も少なくない。あるいはそうであろう。しかし、敢えてこれに当ろうとするロータリーを冒涜するべきでないということは、何人も承認せざるを得ないところであろう」と自問自答し、最後に、「ロータリーの計画は短時間の実験をもってしようとするのではなくて、国際親善と理解の増進運動はすでに多年の前に開始している。この重要な分野でロータリーは先駆者だったのである。国際親善と理解の増進運動は不撓不屈、堅忍持久の進行を続けるのである。」とロータリーの究極の目的「完全なる世界平和」は空想ではなく、それを手にするまでロータリー運動を続けなければならないことを私たちに強く訴えたのであります。
 昨今、国際奉仕の活動の一つ「世界社会奉仕」に対して、「この種の問題の提唱に夢中になるあまり、自己研鑚を基本とするロータリーの原則を踏みにじるようなことがあってはならない。その本来能力を持ち得ないところで事業の提唱および実施を行おうとするのは誠に遺憾なことである」という人も多い。
 私は、この4月、南太平洋・バヌアツ共和国で、日本外務省・WHOが実施している「ポリオ」と「フィラリア」の根絶運動に、40数名のロータリアン(地区外のロータリアン1名、ローターアクター1名、ライオンズ・クラブ会員1名、ロータリアンでない人1名を含む)と共に参加して参りました。全員自費で参加しました。その人たちのロータリーの基本原則に対する理解の深さに感動するとともに、「超我の奉仕」を実践する尊い姿に思わず心の中で手を合わせました。そして南の島に木霊する沢山の子供たちの笑い声、そして私たちの差し出す薬を飲んでにっこりする、人なつこい子供たちの笑顔を見て、ポールハリスのいう世界平和が夢でないことを実感しました。本来能力を持ち得ないことと批判する人たちは、持ち得ないのではなく、持とうとしないではないでしょうか。
 ロータリーというものは素晴らしい。その素晴らしいロータリーの哲学、「人生の哲学」「行動の哲学」を学べる機会を与えてくれるのがロータリー・ライフであり、ロータリアンの特権でもあります。皆さんロータリー・ライフを楽しもうではありませんか。
 最後に、私が公式訪問でアドレスに加えた国際奉仕に関する一文を記載し結びに致します。

 『さて、ロータリーの第4奉仕部門である国際奉仕は、1914年に勃発した第一次世界大戦の時、戦争による難民や、負傷者の救済を行っているうちに、国境を越えた奉仕が生まれ、それが国際親善に有意義であると云う考えが生じ、1922年ロサンゼルス大会で、「国際平和の増進」と云う言葉をもって、国際奉仕が採択されました。しかし、1917年アーチ・C・クランフが提唱した「国際親善と理解のための基金の創設」(1928年法的に認められたロータリー財団となる)が実質的な国際奉仕の起源ではないかと云われております。
 ここで皆さんに、職業奉仕四つのテストがあるように、国際奉仕においても、四つのテストがあることを知っておいてもらいたいと思います。
 1959年〜1960年度R.I.会長、ニュージーランド出身、ハロルド・トーマス氏は、1947年10月オークランドR.C.で、次のようなスピーチを行っております。
1) 愛国心は、すべての人間に共通であるが、自分は愛国心を超越して、先をみているであろうか。そして自分を世界の市民として認識しているであろうか?
2) 自分は、少しでも国家的、人種的優越感をもって、ものを考えようとする傾向に歯止めをかけようとしているであろうか?
3) 自分は、他国の人達との間に共通の立場を探して合意に達しようと、真剣に考えているであろうか?
4) 自分は、地球上の平和と云うものは、善意の人々の上にのみもたらされると信じているのであろうか。そしてその信念に基づいて行動しているのであろうか?

 1947年と云えば、第二次世界大戦が終わって僅か2年、世界には勝者と敗者の間に憎悪の感情が渦巻いており、その3年後には朝鮮戦争が勃発しております。このような時代に戦勝国であるニュージーランドのロータリアンがこのような善意に満ちた、しかも先見性のある意見を持っていたことは、ロータリーの素晴らしさを如実に物語っていると云えるのではないでしょうか。』

地区大会の御礼

 千宗室R.I.会長代理を始め、皆様のご支援により、地区大会を無事終えることができました。唯々感謝の気持ちで一杯です。ほんとうにありがとうございました。

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
ガバナー 山崎時雄

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
地区大会委員会
委員長 宮川富宏
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 今回の地区大会は、第2650地区の会員の皆様の絶大なるご協力のお陰で ご家族、青少年関係の皆様を含めますと、3,500人を超える多数の皆様にご登録をいただき、R.I.会長代理 千宗室様のご来臨を仰ぎ、台湾等国内外より多数のご来賓、ご来客をお迎えして盛大に開催することが出来ました。心より厚くお礼申し上げます。
 本会議以外では昨年に引き続き、第1日目には「新会員セミナー」を開き、270名の会員のご出席をいただき、宮アパストガバナーの下、「ロータリーライフを楽しもう」-21世紀の主役はあなたです-をテーマに勉強していただきました。
 第2日目にはローターアクト、インターアクトを中心に交換学生、奨学生達青少年関係グループの交流の場として「友愛の広場」を設営致しましたところ、400名を上回る青少年の参加があり、R.I.会長代理 千宗室様も餅つきにご参加いただく等、大変盛り上りました。
 また、2日目の最後には多数の一般市民の皆様にもご参加いただき、次の世代を担う子供達に、この21世紀を世界に向かって大きく羽ばたいていってほしいと願い「彦根音楽物語」を上演致しました。その内容は、母を亡くして落ち込んでいた1人の少年が、自然や環境、歴史や地域の人々とのふれ合いを通して励まされ、立派に立ち直っていくというストーリーで、それを女優の斉藤慶子さんのナレーション、少年少女合唱団等 彦根文化連盟所属の各団体、バレエ教室等300名余りの市民にご参加をいただいて、音楽、バレエ、太鼓等による演出、さらに彦根市出身の有名なソプラノ歌手 田島茂代さん達にも応援いただいて、一大メモリアルステージを繰り広げ、自然や環境、地域の歴史、地域の人々とのふれあい、またそれらを大切にする心が如何に大切かを訴え、次の世代を担う青少年達に熱いエールを送りました。我々の主旨に賛同していただいた1,200人の市民の方々もご参加下さり、1,500名収容のグランドホールが立見の方も出る程の超満員となり最後迄大いに盛り上りました。
 以上、各パートを通じてご協力いただいた皆様にあらためて心から厚くお礼を申し上げる次第であります。誠にありがとうございました。

地区大会決議
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度地区大会決議

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
大会決議委員会
委員長 西村義一(京都北R.C.)

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決議第1号
2000〜2001年度国際ロータリー・テーマ実践に関する件
 2000〜2001年度国際ロータリー会長フランクJ.デブリン氏は、本年度国際ロータリーのテーマとして、「意識を喚起し-進んで行動を」を提唱されました。国際ロータリー第2650地区のロータリアンは、このテーマを理解し、積極的にその実践に努力してきたことを確認するとともに、その成果をより高める為に、さらに創意と工夫を加えて奉仕活動に献身することを、ここに決議します。

決議第2号
国際ロータリー会長に対する感謝の件
 国際ロータリー第2650地区2000〜2001年度地区大会を彦根市において開催するに当たり、フランクJ.デブリン会長は、アドレス並びに国際ロータリー現況報告のほか、温かいご指導とご支援を賜り、参加者全員に深い感銘を与えられましたことに対し、心から敬意と感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第3号
国際ロータリー会長代理に対する感謝の件
 ロータリー財団管理委員千宗室氏には、国際ロータリー会長代理として、地区大会にご臨席賜り、アドレス並びに現況報告のほか、温かいご指導とご支援を賜りましたことに対し、心から敬意と感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第4号
ロータリー財団管理委員就任に関する件
 1998〜2002年度ロータリー財団管理委員千宗室氏のご就任を祝福し歓迎することを、ここに決議します。

決議第5号
2001年国際ロータリー規定審議会に地区内クラブ代表議員を派遣する件
 2001年4月アメリカ・シカゴにおいて開催される国際ロータリー規定審議会に、地区内クラブ代表議員として坂部慶夫パストガバナー、補欠代表議員として宮ア茂和パストガバナーが出向されていることに対して感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第6号
国際ロータリー第2650地区直前ガバナー大日方弘明氏に対する感謝の件
 国際ロータリー第2650地区直前ガバナー大日方弘明氏は、1999〜2000年度国際ロータリーのテーマ「ロータリー2000、活動は堅実、信望、持続」を、身をもって率先垂範、さらに、地区内会員を熱心に指導され、ロータリー精神の高揚と発展に大いに貢献されました。なかんずくポリオ・プラス運動に全面協力し、中国・ミャンマー国境付近に於ける、西太平洋地域でのCatch up Activityとしてポリオワクチンの投与に参加されました。この功績に対し、深甚なる敬意と謝意を表することを、ここに決議します。

決議第7号
2004年「関西」R.I.国際大会開催に協力する件
 1996年11月R.I.理事会において、2004年R.I.国際大会は「関西」で開催されることが内定されました。それを受けて、第2640・第2650・第2660・第2680の4地区は連合で開催することに意見の一致をみました。我々は全員総力を挙げてこの成功に向けて準備にあたることを、ここに決議します。

決議第8号
ガバナー・ノミニー確定宣言歓迎の件
 奈良ロータリークラブ会員岡村吾郎氏の国際ロータリー第2650地区2002〜2003年度ガバナー・ノミニー確定宣言を歓迎することを、ここに決議します。

決議第9号
地区リーダーシップ・プラン「D・L・P」実施の件
 国際ロータリー第2650地区西村二郎ガバナー・エレクトは、国際ロータリーが推奨する、地区リーダーシップ・プラン「D・L・P」の実施について、2001年3月3日地区諮問委員会、会長エレクト研修セミナーにおいて、その必要性を説かれ、採用の賛否を問われ、賛同多数の結果、国際ロータリー第2650地区は、国際ロータリー手続要覧/管理 地区リーダーシップ・プラン「D・L・P」に基づきこれを2002〜2003年度に実施、2001〜2002年度より準備に向けて検討することを、ここに決議します。

決議第10号
西太平洋地域ポリオ根絶京都会議開催に対する感謝の件
 国際ロータリー第2650地区二橋貞雄パストガバナーより歴代パストガバナーは6年間にわたり、WHO/WPROと協力。官民一体となったポリオ根絶に協力してきました。2000年10月29日常陸宮同妃両殿下をお迎えし、世界に向けWHO/WPRO管内においてのポリオ根絶宣言を世界に発信されました。この西太平洋地域ポリオ根絶京都会議は、(日本政府、WHO主催、JICA、国際ロータリー第2650地区共催、京都府、京都市、日本医師会、NHK後援)国際ロータリー第2650地区が協力。ご支援を賜りました皆様に、心から感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第11号
ロータリー友情交換プログラムの実施の件
 国際交流委員会は国際ロータリー第3480地区(台湾)と友情交換プログラムを実施、両地区の地区大会に参加。地区大会を通じて両国の国際親善と文化の交流及び友情を温め合うことを、ここに決議します。

決議第12号
2001〜2002年度研究グループ交換実施の件
 2001〜2002年度において、国際ロータリー第6910地区(アメリカ・ジョージア州)と当地区の間で交換を実施することを承認し、地区内全クラブがこれに協力することを、ここに決議します。

決議第13号
太平洋諸島での世界社会奉仕活動に協力する件
 2001年4月7日より14日までWHO/WPROと協力、太平洋諸島安全免疫計画を実施。事業内容はバヌアツ共和国における焼却炉の設置、ポリオワクチンの定期投与、フィラリア症の薬の投与、バヌアツの小学生及び住民の予防医学の啓蒙を行うことを、ここに決議します。

決議第14号
2001年サンアントニオ国際年次大会への参加に協力する件
 2001年6月24日から27日までアメリカ・サンアントニオにて開催される国際年次大会に参加、協力することを、ここに決議します。

決議第15号
2001年サンアントニオ国際RYLA大会への参加・協力の件
 2001年6月21日〜23日にアメリカ・サンアントニオで開催される国際RYLA大会に京都洛西R.C.推薦による伊藤愛君を派遣、カウンセラーを平城京R.C.会員 熊本國勝君にお願いし国際RYLA大会に参加・協力することを、ここに決議します。

決議第16号
第2650地区地区大会開催地、滋賀県及び彦根市に対する感謝の件
 国際ロータリー第2650地区2000〜2001年度地区大会を開催するにあたり、滋賀県及び彦根市の皆様には、ロータリーの精神に深いご理解を賜り、多大なるご協力とご支援を賜りましたことに対し、心から感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第17号
地区大会ホストクラブに対する感謝の件
ホストクラブ彦根南ロータリークラブの会員及びそのご家族の皆様に心から感謝の意を表することを、ここに決議します。

決議第18号
次年度地区大会開催の件
 国際ロータリー第2650地区2001〜2002年度地区大会は、京都南ロータリークラブをホストとして、2002年4月27日(土)、28日(日)、京都市において開催することを、ここに決議します。


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委員会報告
RI1390-RI2650 GSE交換による
白夜の国フィンランドチーム来日
(3/29〜4/30)

国際ロータリー2650地区
2000〜2001年度
G.S.E.委員会
委員長 佐野貞夫(京都八幡R.C.)

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 アクセル団長以下、サトウ、サーラ、ハーリ、ラミ団員が桜咲く中を来日。
 関西空港には、地区宮尾幹事長を初め、G.S.E.委員、最初のホストクラブ京都桂川R.C.会長 浅野長治氏等ロータリアンが出迎えました。
 Hauska Tavata (お会い出来て嬉しいです) フィンランド語、英語、日本語が入り混じった国際交流挨拶、ロータリーの友情が結びいよいよ受け入れがスタートいたします。
 空港から京都桂川R.C.歓迎例会場に移動、ロータリアン、ホストファミリーの迎える会場では尺八演奏による祝宴に参加。旅の疲れも見せず流暢な日本語のスピーチを披露。楽しい中で温い歓迎第一夜となりました。
 引続き京都田辺、五個荘能登川、武生府中、生駒R.C.のホストをお願い申し上げ4月30日無事帰国されました。関係各位のご協力に感謝いたします。

クラブだより
水口ローターアクトクラブ
設立総会に立ち会えて

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
水口R.C. 青少年奉仕委員会
委員長 間柴進治

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 「2001年3月18日」、水口ロータリークラブにとって永年の夢であったローターアクトクラブの設立という記念すべき日を迎えました。国際ロータリー第2650地区では37番目、滋賀県下では6番目のクラブの誕生であります。
 この日は当クラブの創立40周年記念事業として、3部構成よりなる「新世代のための会議」を挙行いたしました。第1部はアグネス・チャンの「みんな地球に生きる人」の講演会、第2部は水口ローターアクトクラブのチャーターメンバーとなるアクターとロータリアンとの会議、そして第3部が待望の水口ローターアクトクラブ設立総会の開催であります。設立総会には、山崎時雄地区ガバナーをはじめ、大日方弘明青少年担当諮問委員、そして玉井公詞地区ローターアクト委員長他多くの方々のご臨席を賜り、厳粛のうち無事式典を終えることができました。続いてのパーティでは、アクトの設立にふさわしい質素の中にも華やいだフレンドリーなひとときを過ごすことができました。この日のためにご指導いただいた地区アクト関係者の熱意に心より感謝を申し上げます。これからも引き続きご指導、ご教示をお願いする次第です。
 最後に山本順生会長のスローガン「創ろう歴史の絆を」の下、水口ローターアクトクラブ設立の歴史が刻まれた場に居合わせた喜びと設立の土壌を培ってきた当クラブの文化に接して、あらためてロータリーの素晴らしさに誇りを感じております。ありがとうございました。

クラブだより
教育フォーラム
「21世紀の武生」人づくり

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
武生R.C. 雑誌委員会
委員長 竹内紀昭

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 21世紀を担う人づくりが「武生の町づくり」そのものであると考え、第3回目の“教育フォーラム「21世紀の武生」人づくり会議”を2月10日(土)、武生市内のホテルにて開催致しました。
 第3回目は、今年度2回開催した教育フォーラムを拡大し、一般の人にも参加を呼び掛けました。教育関係者をはじめ市民ら約600人が詰めかけ、講演とパネルディスカッションを通し、武生を担う人づくりについて考えました。最初に、京都造形芸術大学院長の山折哲雄氏が「日本人の心−今を生きる」と題し基調講演。欧米の水準に追いつこうとしてきたこの百年で、日本の伝統的な文化や美意識が失われているとして、「伝統的な子守歌などの悲哀の旋律を忘れた人間は、他人の痛みが分からなくなるのでは」と警鐘を鳴らしました。
 パネルディスカッションでは、NHK放送文化研究所研究主幹の小田貞夫氏をコーディネーターに迎え、山折氏、相木玲子氏(武生男女共同参画推進会議会長)、上島一泰氏(日本青年会議所前会頭)、銭谷眞美氏(文化庁次官)がパネリストとして登壇。メンバーが学校や家庭、地域などさまざまな角度で教育への持論を展開し「今の学校教育では個性や自由がはき違えているのでは」「競争原理はやはり必要であり、プラス思考での評価こそ大切」「教師はコメンテーターではなく、生徒と正面から向き合う存在であるべき」-など活発な意見を交わされました。
 人づくりを目指した教育フォーラムを今年度実施し、次代を担う青少年の健全育成の第一歩を踏み出せたことは、今後のロータリー活動の前進に繋がると確信致します。

5月16日(水)〜6月15日(金)行事予定


日付 内容 場所
5/17(木) 2001年度新米山奨学生とカウンセラーのオリエンテーション・懇親会(14:00〜) ホテルグランヴィア京都
5/18(金) 地区合同RYLA(5/18〜20) 京都厚生年金休暇センター
5/20(日) 財団奨学金受領予定者選考試験と判定会議 京都パレスサイドホテル
5/25(金) 京都東RC創立45周年記念式典(15:00〜) 都ホテル
5/26(土) 長浜東RC創立25周年記念式典(10:30〜) 長浜ロイヤルホテル
橿原中央RC創立10周年記念式典 橿原ロイヤルホテル
RAC地区大会(前夜祭19:00〜) ホテルグランヴィア京都
5/27(日) RAC地区大会(大会10:00〜) シアター1200
5/30(水) 次年度地区会員増強委員長会議(16:00〜)(滋賀ブロック) 近江舞子ホテル
6/2(土) 京都紫野RC創立25周年記念式典 京都ブライトンホテル
大津市内5RC新旧会長幹事会 ロイヤルオークホテル
6/3(日) 宇治RAC,RC創立25周年記念式典(11:00〜) 京都醍醐プラザホテル
6/9(土) 生駒RC創立25周年記念式典(10:00〜) 都ホテル大阪
6/10(日) RAC第5回地区運営委員会  
6/11(月) G.S.E.日本チーム帰国