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ガバナー月信4月号


「社会奉仕」生みの苦しみ
記念すべき「決議23-34」の採決


国際ロータリー2650地区
2000〜2001年度 ガバナー山崎時雄

 ロータリーは、相互扶助を出発点とし、一般奉仕の概念に到達し、個人とその行為を、職業奉仕理論の研究の中で職業奉仕は「人生の哲学」であると明確に結論いたしました。この哲学は全米に広がり、多くの企業が経営の基本理念として採用し、またハーバート・テーラー(1954年度RI会長)が1932年の大恐慌の中で、倒産寸前の会社を再建するために考案した“四つのテスト”“THE FOUR-WAY TEST”はその会社を見事に倒産から救い、ロータリーの不滅の標語になったことは余りにも有名です。このようにロータリーの職業奉仕(個人的奉仕)の倫理性向上が地域社会に及ぼした影響は計り知れないものがありました。
 私は、先に職業奉仕と社会奉仕は重なりあう部分があり、明確に区分できないということを申し上げましたが、個人の向上を主眼に良好な社会秩序を保つことを目的として作られたロータリーが、いろいろな内的要因・外的要因に影響されながら、諸個人(諸行為)が社会とどのように関わっていくかという社会学の問題に踏みこんでいったのは当然のことであったと思います。
 さて、社会学の根本主題は、現実的・可能的な社会秩序はいかにして可能か、という問いであります。これは二つの部分問題に区分することができ、第一は、個人と個人、あるいは行為と行為の間に整序された関係がいかにして形成されるのか、という問いであります。第二は、社会秩序が呈する統一的な全体性と諸個人(諸行為)はどう関係するか、という問いであります。この問いについて色々な議論が生じてくるわけですが、それを論ずることは本題ではありませんので省略致します。それでは社会学とはどのように定義すればよいのでしょうか。
 マックス・ウエーバーによれば、社会学とは「社会的行為を解釈によって理解するという方法で社会的行為の過程および結果を因果的に説明する科学」と定義しております。解釈といいますと意味を明確に規定することであり、ロータリーでは社会奉仕理論を「行動の哲学」(手続要覧にはこの言葉はありません) と明確に意味付けしています。その点ではロータリーの社会奉仕は科学であります。しかし、「科学 science 」はラテン語の「scientia 知識・学・科学・原理・理論」を語源にしています。これは単に知識だけを意味するものであり、しかも西欧での近代自然科学は自然を対象物としてのみ捉えようとし、多分にテクノロジー科学と呼ばれるような性格をもっていることから、私はその意味での「科学」と「ロータリーの科学」をイコールにしたくはありません。「ロータリーの科学」はそれとは違い、物心一如の「科学」であり、極めて「東洋思想的科学」であると解釈しております。
 マックス・ウェーバーを誤解しないため一言つけ加えておきますが、彼の社会学は西欧合理主義の科学的研究だけにとらわれることなく、資本主義とプロテスタンティズムの関係において、信徒たちの実践的駆動力になった道徳的習慣を重視している形而上学的思惟がその根底にあります。
 また、ロータリーでは「哲学」という言葉をよく使いますが、哲学の語源・フィロソフィーは、もとは philos(愛)と sophia(知)の二語の結合からなるギリシャ語に由来し、知を愛すること(愛知)を語源としております。大変美しい言葉ですが、私はロータリーの場合、「形而上学的 metaphysics 」思惟の欠落した哲学で表現することには違和感を持っております。実際に、人間の心から湧出した“人生の哲学”と“行動の哲学”を科学的に説明し、区分できる人はいないと思います。ロータリーの場合、個人的奉仕に徹しきろうとすればするほど、各個人、団体としての倫理観はいろいろな局面に遭遇します。私としては、ロータリーの活動を不明瞭な「哲学」と表現するのではなく、ロータリーの形成には形而上学的な宗教と道徳的慣習がその裏にあり、カントの「人倫の形而上学の基礎づけ」の中で論じられている「善意志」、後述しますが仏教の「慈悲」を忘れない哲学で論じなければならないと思っております。そうした形而上学的思惟の中から自然発生的に社会奉仕理論が台頭してきたのであります。
 さて、話を理論派と実践派の論争にもどしましょう。対立の一方の雄、実践派:エミリアRC:エドガー・アレンは、すでにクラブ活動として青少年問題その他の社会問題の解決に実績を挙げ、この実績をもってロータリーの本質とは実践であると信じて疑わなかったのであります。(エドガー・アレンについては月信8号に述べました。) 信念と信念、理論と理論のぶつかり合いは激烈を極めロータリーはあわや分裂という危機にまで陥ってしまいました。
 この激しい論争は、1923年開催されたセントルイス国際大会において、ナッシュビルRC・William Manier Jr と、シカゴRC・William Westberg により起草された「社会奉仕に関する決議34号」(決議23-34またはセントルイス宣言) の提出によりクライマックスを迎えます。(この「決議23-34」は手続要覧79頁に詳細に記載されています。) 要旨のみ述べますが、一つには「ロータリークラブの奉仕活動は自主独立性を有すること」。二つには「他のクラブ活動を軽視してはならない」。というもので、個人として、また団体として社会奉仕を行ってもよいとされ、個人と団体の奉仕活動が両々相俟って行われることこそロータリー活動であると明確に示しております。この「決議23-34」は採択され、その後のロータリーの大原則となり、ロータリーの未来への道を示す一大指針となったわけであります。
 ポール・ハリスは、この決議を記念すべき一大決議であったといい、席巻するがごとくにあらゆる分裂の危険性を解消したと述懐し、同時にこの論争が高尚な文化的意識と真摯な協同精神によって、大同団結を迎えることができたことに、心からの喜びを表しております。また、このエドガー・アレンの奉仕活動を古今を通ずる最大の人道主義的貢献であるとし、ロータリーのレーゾン・デートル(存在理由)を示すものという最大級の称賛の言葉を贈ったのであります。ロータリーが今日の発展を遂げるには、なにか不思議な魔力が働いたという人もあります。この大同団結もそのような不可思議な力が働いたと思われるほど劇的なものであったのでしょうか。
 単なる科学論争、哲学論争ならそうはいかなかったでしょう。しかし、この論争は個々のロータリアンの自由と責任と高い倫理観(善意志)に裏打ちされた熱意の噴出であり、ただの科学論争・哲学論争ではなく、仏教でいう「愛」の概念「慈悲」、(他人に楽を与える「慈」と他人の苦を除く「悲」)、その上他人の楽を見て喜ぶ「喜」、他人に対して愛憎や瞋怒の心がない平等の心「捨」、すなわちロータリアン各々が持つ「四無量心」が一つになる形而上学的思惟、特に「捨」の心に裏打ちされた論争であり、私は大同団結は魔力ではなくロータリアンの善意志・慈悲の心から成ったと思っております。
 ところが、このように重大な「決議23-34」が何回も修改正され、1984年の規定審議会において一時期手続要覧から削除されてしまいました。しかし、菅野多利雄・元RI理事を初めとする日本選出のRI理事の方々が大変ご努力なされた結果、「決議23-34」はその重要性が再確認され、再び日の目を見ることになり、現在の手続要覧にはしっかりと掲載されていることはご承知のとおりであります。
 この経緯に関しましては詳述する機会があると思いますので、本稿では1991〜1992年度第2780地区・地区大会のシンポジウムにおけるシンポジスト紹介の中で、山道ガバナーが述べられたことを記載するにとどめておきます。

当日のシンポジスト;向笠広次・RI元会長、伊藤恭一・RI元理事、千 宗室・RI直前理事.
山道ガバナーの紹介の言葉からの抜粋;
 現在国際ロータリーにおいても代表的指導者でもあられるこのお三方には、例の「決議23-34」に対しては大変なお力添えを頂きました。伊藤恭一元理事には、前回のシンガポールでの規定審議会において、当時のラビッツァ議長に日本ロータリーの「決議23-34」に対する空気をお伝え頂きましたし、また千宗室直前理事は、この規定審議会において「決議23-34」を撤廃しようという国際ロータリーの提案を撤回させるについて大変ご尽力を賜りました。また向笠RI元会長には、前回の理事会の前にサブーRI会長に日本ロータリーの実状をお伝え下さいました。サブーRI会長は、向笠元会長及び千直前理事のご意向を理事会に伝え、理事会の了解を求め、「決議23-34」の存続を決議したのであります。

 山道ガバナーが、今日「決議23-34」が削除されることなく手続要覧にしっかり記載されているのは、当時RI理事であられた千 宗室様の目覚しいご活躍によるものと称賛しておられます。私は、ロータリーのレーゾン・デートルともいわれる「決議23-34」について興味を持ち調べているうちにこの事実を知り、今日まで知らなかった己の不勉強を恥じるとともに、千 宗室様にその間の事情を直接ご質問申し上げましたところ、少しも誇らしげなお顔をなさらず、「自慢話は語りたくない。これは自分一人の力ではなく、日本のロータリアン全員で勝ち取ったものだ」と、大変奥床しい謙虚なご返事を頂けただけでした。
 今回は、社会奉仕誕生と「決議23-34」の関係について述べましたが、私たちはこの決議の持つ重要性を今一度考えてみる必要があるのではないでしょうか。

RAC4地区情報交換・交流会を終えて
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
ローターアクト委員会
委員長 玉井 公詞(京都伏見RC)

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 新世紀の始めに大きな期待のもと、ローターアクトクラブ4地区(2640・2650・2660・2680)情報交換・交流会が、「話、和、輪、〜そして未来へ〜」と題して、2月3日(土)、4日(日)の2日間にわたり行われました。
 RI第2650地区山崎時雄ガバナー、大日方弘明直前ガバナー青少年担当諮問委員、宮崎茂和パストガバナー、西村二郎ガバナーエレクト、宮尾地区幹事長、岡青少年担当地区幹事、安居青少年担当地区副幹事、その他地区関係の皆様、他地区の地区ローターアクト委員長、関係皆様方大変ご多忙の中ご出席を頂き誠に有難うございました。
 総数379名のご参加を頂き、琵琶湖湖畔で盛大に開催され、若者らしく生々と活発に情報交換会がなされ、代表者会議では予定時間を40分も越える熱心な討議がなされ、協議会も28の班に別れ、テーマである「幸せ」について深く話し合われ、班ごとのそれぞれ工夫を凝らしたユニークな発表がありました。
 今迄気付かなかった多くの幸せを発見する事が出来、幸せは人それぞれの持ち方にあるとまとめられました。交流会も数多くの出会いを生み、いくつもの「話、和、輪」が遅くまで出来ていました。4地区のアクター達の一致団結した協力により所期の目的を十分に果たし、大成功裡に終わる事が出来ました。
 開催地2650地区のアクター達の大活躍により、面目躍如たるものがあります。後になりましたが、宮崎茂和パストガバナーにおかれましては、ご多忙の中2004年国際大会が関西4地区のホストで開催されます趣旨説明を頂き、誠に有難うございました。最後に4地区ローターアクトクラブの益々のご発展をお祈り申し上げます。

第13回全国RAC研修会に参加して
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
ローターアクト委員会
委員長 玉井 公詞(京都伏見RC)

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 第13回全国ローターアクト研修会が、“Feeling〜こころ〜”をテーマに、第2730地区ホストのもと、鹿児島にて2月24日(土)・25日(日)の両日にわたり開催されました。
 全国からロータリアン、ローターアクター総数875名が相い集い、ローターアクト活動の目的である「青年男女が個々の能力の開発に当たって役立つ知識や技能を高め、地域社会に奉仕し、親睦を深める」そんな強い使命感を持つ若者達(留学生も)が参加し、安満良明RI第2730地区ガバナーの歓迎ご挨拶、続いて鹿児島県知事、同市長からのご祝辞等でローターアクトに大きな関心とご理解を示して頂いております事を深く感じる事が出来ました。
 松岡高史RI第2730地区・地区ローターアクト代表、吉川鈴子第13回全国ローターアクト研修会実行委員長のもと、会員が一丸となり絶対に成功させるという全員の強い意志のもと見事な大会運営がなされ、満足のいく大会でした。
 当2650地区からロータリアン2名、アクター14名が参加し、素晴らしい研修を修め、多くの出会いと感動、友情を深める事が出来ました。
 今2650地区は全国で一番注目を浴び輝いております。次年度はお隣りの2660地区がホストされます。一人でも多く参加して下さい。多くの出会いと感動が待っています。自分を高揚するため是非参加下さい。各クラブのローターアクト委員長どうぞ宜しくお取り計り下さいますようお願い申し上げます。

職業奉仕委員長協議会開催

とき:2001年2月6日(火)13:00〜18:00
ところ:京都リサーチパーク

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
職業奉仕委員会
委員長 天野政則(京都伏見RC)

顔写真

呻吟するロータリーの全体 個それは職業倫理を叫び学ぶ立腰の職業人

 教育国民会議が、昨年9月に中間報告で奉仕活動を提案し、その後若干の修正が加えられ、義務化という言葉は使用されていないものの次のように発表され、いろいろな論議を呼んでいます。
1) 小中学生で2週間、高校生で1ヶ月間共同生活などによる奉仕活動を行う。
2) 将来的には18才を超える青年が、一定期間奉仕活動を行うことを検討する。
 そして「今までの教育は要求することに主力をおいたものであった。しかし、これからは与えられ、与えることの双方が個人と社会の中で温かい潮流をつくるものとなっていかなければならない」と述べています。
 全体と個の調和、全体の中における個、個は良心、良識、常識の座、つまりコモンセンスであり、すべての源泉なのでしょう。
 個の尊重により全体の発展があり、全体を忘れた個の主張は全体の衰滅となり、個の死滅ともなるのでしょう。
 今日的に私たちのロータリーは、さまざまな意味で組織が疲労し、大きく激しく呻吟しているように思います。この4月のRI規定審議会において、新しい千年紀での大変革の予兆にあると伝えられていることは公知です。
 私たちには、ロータリーという全体における個のロータリアンとして、自分自身が鏡の前で裸身を凝視する王道に還るべき重大な時期が来たのではないでしょうか。
 新世代の新しい奉仕活動の立上りにも大きな関心を持ち「あるがままにすること、それは時代と共に変わること」と変化を恐れず、しかし核心を忘れず、ロータリーの香りを築き続けなければなりません。
 ロータリアンがよりよき瑞々しい職業人を志し、フェアプレーであり、弱者に対するやさしさをもち、差別的言動をしないことを目指すためにと、第2回職業奉仕委員長協議会を開催しました。山崎ガバナー、山田諮問委員の挨拶と講述を軸として、ロータリーがどのように変革しようとも、職業倫理を叫び、学ぶ人生の黒帯有段者の個の集団として立腰すべきことを確認いたしました。

米山奨学生終了式及び歓送会に寄せて
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
米山奨学委員会
委員長 大島 正光(高島RC)

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 21世紀最初の米山記念奨学会2650地区の奨学生終了式が、去る3月2日、京都のホテルグランヴィアに於て行われ、山崎ガバナー、西村ガバナー・エレクト、坂部諮問委員、関西学友会陳会長及び役員、指導教官、カウンセラー、米山奨学生、地区幹事及び地区委員、多数のご出席を賜り、終了の祝辞と併せて激励の言葉をいただき、心温まる歓送会を催すことが出来ました。
 善意ある国際ロータリー第2650地区のロータリアンが、奉仕の理想として国際親善及び世界平和を願い、米山奨学事業に対しご協力賜りました事に対し、厚くお礼申し上げます。
 本年度の終了者は2650地区で37名、そのうち5名の博士号取得者が誕生いたしました。今日に於いては、米山奨学終了者の人的資産がアジアを中心として世界91ヶ国に育成され、米山奨学学友会は約9000名に達しています。
 当日2650地区の米山奨学生終了者代表として、京都大学大学院に在籍しています孫一`さんが謝辞を述べられました。紙面の都合によりその一部をご紹介させていただきます。
 「本日の2000年度米山奨学生終了式に当りまして、米山奨学生を代表し、山崎ガバナーを始めとするロータリークラブのみなさまに、一言お礼の言葉を述べさせていただきます。私は今から10年前中国から来日しまして、一年間の日本語学校を経て京都大学薬学部に入学しました。しかし、当時は経済的な支えが殆どなく、アルバイトを頼りに懸命に生活と勉学を続けておりました。その後学部4回生になって学業は非常に忙しくなりましたが、日本の文部省の国費留学生に選ばれまして、安心して勉強に打込むことが出来ました。ところが、博士課程に進学してから国費奨学金が打切られ、それまで続けてきた勉学ができなくなる危機に陥りそうになりました。しかし、博士課程の2年になりましてから幸運なことに米山奨学金を頂くことになり、そのお陰で研究者として自己形成に最も大切な時期に実験に専念でき、今年3月に無事博士号を取得する事になりました。ロータリークラブの皆様には、本当に言葉に表せないほどの喜びと感謝の気持ちを覚えます。本日を持ちまして私たちは米山奨学生を終了致しますが、これからもロータリークラブの基本理念である奉仕の精神を忘れずに、各自の分野で努力、精進し、今まで受けてきた沢山の恩恵を社会に還元することをお約束します。
 今後とも米山奨学事業をご支援頂きます様、宜しくお願い申し上げます。

クラブだより
「新世代のための会議
 (新成人を招いて)」を開催して

国際ロータリー第2650地区
三国RC 青少年委員会
委員長 大坂 義一

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 1月6日(土)午後5時より三国観光ホテルにおいて標記会議を開催しました。この会議は去る1994年当クラブが-21世紀最初の成人式をむかえることになる、当時の三国、芦原、金津三町(三国RCのテリトリー)内の中学二年生(総数720名)に、「羽ばたこうぼくが、わたしが創る21世紀」というテーマで作文を募集し、コンクールを実施して、そして7年後の「成人の日」に返送しよう-という企画で行われた事業を受けて実施したものであります。また、その時の主旨が将来の夢や自分自身へのメッセージを書くことによって、地域の発展と豊かな未来へのビジョンを持つきっかけにしてもらおうというものでした。奇しくも当時の青少年委員長が本年度の松崎会長で思い入れも強く、当初は作文を返送するだけの計画でしたが、折角の事だからと代表者を数名招待して成人のお祝いも兼ねて会議を開催しようという事になりました。当日はRC会員17名、新成人が三町より23名、RYLA受講生4名、合計44名の参加で下記の通り行いました。
 (第1部)17:00〜18:30 新世代フォーラム
 (第2部)18:30〜19:30 懇親パーティー
 第1部のフォーラムは新成人を町ごとに3グループに分け、ライラ受講生に進行役を、RC会員2名(青少年委員)には進行の補助や記録係をお願いして、7年前に自分たちが書いた作文を討議材料に用い、環境問題や町の将来(町づくり)等について話し合いをしていただき、そして全体会で各グループ代表者が要約を発表して終了しました。

クラブだより
京都市へ「市西北部
 名所案内板」を寄贈

国際ロータリー第2650地区
京都西北RC 広報・雑誌委員会
委員長 居原田長次郎

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 当クラブは、今年3月24日に創立25周年を迎えました。その記念事業の一つとして市の西北部の名所・寺院等を案内する縦1.8m、横3.6mの大型観光案内板を京都市へ寄贈しました。
 市は京福電鉄、北野白梅町駅舎壁面(東向)に掲げることとして、1月18日(木)午前11時より市の観光局や京福電鉄の関係者、そして当クラブ藤井(眞)会長以下会員17名が参加して、めでたく除幕式を行いました。
 案内図はスカイブルーを基調とした明るいもので日展染色工芸作家の横山喜八郎先生(元会友)のデザインによるものです。
 また、昨年8月30日(水)には同じく周年事業の一環として嵐山中ノ島公園に新ソーラー式時計台を府に寄贈し、会員多数でその除幕式も行っています。
 市は目下、観光客招致5千万人を目指しておられ、その一助になればと願っています。

クラブだより
「新世代のための会議」

国際ロータリー第2650地区
京都田辺RC 雑誌委員会
委員長 藤野 好

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 京都田辺RCでは、2月3日京田辺市立社会福祉センターで「新世代のための会議」を開催致しました。今回で4回目を迎え、郊外都市が抱える問題、青少年の『薬物乱用』について、市内の中学生、高校生を対象に精神科医の講演と、医療、警察、教育関係者とのパネルディスカッションに参加して、現状の抱えている問題に生徒達は真剣に取り組んでくれました。総勢70名の参加がありました。

 講演「都市化と薬物乱用」
 田辺病院副院長 林幹夫氏
 パネルディスカッション    コーディネーター 伴野渥美氏

クラブだより
「ベルギーからの交換学生、
 日本で首相と対面」

国際ロータリー第2650地区
地区国際青少年交換委員会
副委員長 松山隆(奈良RC)

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 2001年の2月にベルギー王国の首相である Guy VERHOFSTADTさんが、公式訪問で2日間だけ関西を訪れました。経済界との会合やベルギーとの関係の深い企業の訪問など忙しいスケジュールの中、2月24日(土)の午後6時30分より大阪リーガロイヤルホテルで、在大阪ベルギー総領事館の主催でレセプションが開催されました。奈良RCがホストしているベルギーからの交換学生 Mina AKBAR ZADEHさん(第1620地区 LessinesRC) もこのレセプションに招待され、大変貴重な楽しい時間を過ごしました。おまけに、母国では恐らくテレビか新聞でしか拝見できない首相と話が出来、ツーショットの写真まで一緒に撮りました。後程この写真を母国のお母さんに送ったところ、お母さんはおじいさん、おばあさんや親戚中に写真を配り、大騒動だったそうです。

クラブだより
「新世代会議」講演と交流会

国際ロータリー第2650地区
大和高田RC 青少年委員会

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 大和高田RCでは、1月28日(日) 大和高田ローターアクトクラブ主催で、清水哲さん(34)「生きる勇気をありがとう」と題して、講演と交流会を大和高田市文化会館さざんかホールで開催しました。約250人が参加。清水哲さんは大学時代野球の試合中事故で首の骨を骨折。両手両足が動かなくなりました。リハビリによって電動車いすを使って生活しておられ、PL学園高校時代、桑田、清原選手とともに甲子園に出場、活躍されました。「人間はどんな体の状態でも生きることに価値がある。そして、この人生はだれの人生でもありません。私の人生です。同じ一日であれば私は笑って楽しく過ごしたいと思ってます。自分の人生を振り返る時がきた時に、障害者になってよかったと言えるような人生にこれからしていきたい。」と語られました。
 詩集「生命(いのち)の話をしよう」「桑田よ清原よ生きる勇気をありがとう」の著書もあります。
 奇跡を信じながら人一倍努力してきたことや、だれでもいつどうなるかわからないから日頃から福祉に目を向けてほしいと語られました。引続き清水哲さんを囲んでの交流会。「新世代会議」には地元広陵中学野球部の選手も参加。色紙に質問を書いて答えていただきました。(参加メンバーは55名)
 「今自分に出来ることを頑張り、思いやりの気持ちを忘れないでほしい。一生の中で夢中になれるもの、続けていくことのできるものを早く見つけて下さい。そして好きなことをして楽しく生きて下さい。」と答えられました。
 今、世の中には自分の生命を粗末にする人がいますが、清水哲さんの話を聞いて、親から授かった身体、生命の大切さを痛感しました。

会長エレクト研修セミナー
2001〜2002年度
会長エレクト研修セミナー
開催される

日時:2001年3月3日(土)
場所:ホテルグランヴィア京都

RI第2650地区
2001-2002年度
地区幹事長予定者 岩佐孝雄(京都南RC)

写真

 「人類が私たちの仕事」素晴らしい大きなテーマである。
 アナハイムの国際協議会を終えられた西村ガバナー・エレクトより、次年度のテーマが発表されました。
 千ロータリー財団トラスティ・RI元理事を始め、多くのパストガバナー、山崎ガバナーのご出席を得、91のクラブから会長エレクトを迎えて研修セミナーが開催されました。
 西村ガバナー・エレクトの次年度への取り組みや方針、会長エレクト分科会に於て
 1. 会員増強・退会防止と拡大
 2. クラブの発展と改善
 3. ロータリー活動での感動的な場面
 4. 地域社会内でのロータリーイメージ強化
 5. ロータリー財団への貢献
 6. 地区大会の成功
の6つを協議されるよう提案されました。
 千ロータリー財団トラスティ・RI元理事より基調講演「会長としての心構え」と題してお話しを賜り、寛容、善意、友情の大切さを説かれ、ロータリアンとして自分自身を判断すること、自分の心をためすことの必要性を講演されました。
 研修リーダーとして、大日方直前ガバナーより「会長エレクトの皆様へ」のテーマでお話され、9つの分科会に移動。グループごとに次年度重点課題の6つのテーマのもと討議されました。
各グループの協議リーダー9名の方々の発表があり、ロータリー活動の感動的な場面と、地区大会の成功の2つが多く取上げられたのではないかと思います。
最後に大日方直前ガバナーより講評で終了、各クラブの会長エレクトの皆さんは次年度の活躍を肝に銘じられたと思います。
懇親会では、大きな親睦の輪がガバナー・エレクトスタッフ共々広がり、会長エレクト研修セミナーは終了しました。

全体写真

提 案
「クラブ例会の残余パンを拠金にかえて
 カンボジアの幼い難民の10円給食募金にご協力を」

京都東RC 西脇一雄(RC)

 私は第2650地区のポリオミッションに3度参加する機会をいただきました。とりわけカンボジアは長い悲しい戦乱の歴史を持ち、経済的にも社会的にも世界の最も貧しい国々の一つであり、人々の生活に胸を痛めるものがありました。
 京都東RCでは4年程前よりポリオ拠金箱を作りました。例会後、バスケットの手つかず残余パンを集めて、出口に置き、お持ち帰り用に袋に入れて、テーブルに並べます。会員はパン袋と引換えに数百円を拠金するのです。
 昨年のポリオ根絶京都会議終了を機会に、目的をカンボジアの幼い難民の給食募金に切り替えました。
 京都東RC会員高折病院長・中島道郎氏夫人のご依頼により、「幼い難民を考える会」(CYR)に側面より協力することになったのです。
 他クラブの皆様にも是非趣旨をご理解いただき、よろしくご協賛、ご支援をお願いします。

ご支援方法
  1口1,000円から、端数がついてもけっこうです。
  郵便振替用紙でご送金下さい。
  なお、「10円給食募金」とご記入願います。

現地からご報告します
 10口(10,000円)以上ご寄付いただいた方には、保育所の活動を伝える写真を添えた報告カードを、カンボジアからお送りします。
  幼い難民を考える会(CARING FOR YOUNG REFUGEES)
  〒106-0046 東京都港区元麻布3-2-20 丸統麻布ビル2F
  TEL:03-3796-6377 FAX:03-3796-6399

一口メモ
 カンボジアの村での食事は、おかゆと少量のおかずが一般的ですが、おかゆだけという貧しい家族もあり、子供にとっては充分な食事とはいえません。今でも5歳未満の子供のうち40%は、体重不足といわれています。給食は、一人一食分が約10円。わずか10円玉一個で、子供達が栄養のある食事をとることができます。
 一方、飽食の時代日本では通常ホテルのテーブルに一旦出たパンは残っても再度出すことなく棄てられます。

4月16日(月)〜5月15日(火)行事予定


日付 内容 場所
4/17(火) 水口RC創立40周年記念式典および水口RAC認証伝達式(14:30〜) 水口町立碧水ホール
4/19(木) 第3480地区台湾友情交換プログラム受入  
4/20(金) 地区大会記念親睦チャリティゴルフ大会 彦根CC
4/21(土) RI第2650地区・地区大会(13:00〜) ひこね市文化プラザ
4/22(日) RI第2650地区・地区大会(10:00〜) ひこね市文化プラザ
次年度財団国際親善奨学生第2回オリエンテーション ひこね市文化プラザ
RI規定審議会(4/22〜28) シカゴ
4/26(木) 太平洋諸島安全免疫計画チャリティゴルフ 彦根CC(ホスト:滋賀湖北RC)
4/28(土) 地区協議会・第1回合同地区委員会(10:00〜) 国立京都国際会館
4/30(月) GSEフィンランドチーム帰国  
京都紫野RAC認証状伝達式(17:00〜) 京都ブライトンホテル
5/2(水) GSE日本チーム出発  
5/6(日) RAC会長幹事エレクト会および指導者講習会 大津RAC
5/7(月) 財団増進委員会(14:00〜) 京都
5/12(土) 第1390(フィンランド)地区大会(5/12〜13) フィンランド
滋賀県下RC本年度・次年度会長幹事会 ホテルニューオウミ
5/13(日) 財団奨学生面談(8:45〜) 京都商工会議所
京都北RAC創立25周年記念式典