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Rotary International
ガバナー月信1月号


年頭所感
ロータリアン一人ひとりが善意志を喚起し、
新世紀に創造の行動を起こそう


国際ロータリー2650地区
2000〜2001年度 ガバナー山崎時雄

 明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、御家族ともども、お健やかに新年をお迎えになられたことと心よりお慶び申し上げます。
 私達は今、激動の20世紀を見送り、目の前に展開した21世紀に第一歩をしるしました。感慨一入のものがございます。
 私事にわたり恐縮に存じますが、昨年7月7日京都洛西ロータリークラブを皮切りに始まりました公式訪問は、各クラブ会長を始め皆様の暖かいご協力により、暮も押し迫った12月28日、私のホームクラブであります彦根ロータリークラブを最後に無事終了致しました。その間、体の不調は一度も憶えたことはございませんでした。これは訪問に際しまして頂いた、皆様からの「体調を崩さないように」という暖かいお言葉や、「頑張って下さい」という励ましのお言葉のお陰と心から感謝致しております。本当に有難うございました。厚く御礼申し上げます。
 今年度の公式訪問では、これまでとは変わったスタイルの協議会をお願い申し上げましたが、皆様の真摯なお取り組みにより大変盛り上がった協議会になり、良い成果を得ることができました。これらの皆様から頂戴した素晴らしいご意見を大切にして、21世紀を歩んで参りたいと思っております。
 それにしても、いろいろと事の多い6ヶ月でございました。大きな周年記念として京都ロータリークラブの75周年、福井ロータリークラブ、大津ロータリークラブがそれぞれ50周年を迎えられ、盛大な記念式典が催されました。中でも、京都ロータリークラブの記念式典には、千宗室パストガバナーのご友人として、次期RI会長リチャード・キング氏がはるばるアメリカからご参加下さいました。坂上守男会長の感激は一入のものがあったことと存じます。
 また、大津ロータリークラブの記念式典では、チャーターメンバーであられます山口善造パストガバナーが、デブリンRI会長より「50年皆出席」の表彰をお受けになられました。少し紅潮したお顔で感激に目を潤ませておられた山口善造パストガバナーと、甲斐々々しくお世話なさる宮崎君武会長のお姿がとても印象的でございました。
 それから、第2650地区がポリオ根絶宣言を悲願として、西太平洋地域で取り組んで参りました奉仕活動が遂に実を結び、「西太平洋地域ポリオ根絶宣言」がWHO/WPROから世界に向かって発信されました。人類の一員としてこの歴史的瞬間に参加できた喜びに浸るとともに、ロータリアンならではの得がたい経験に感激致しました。
 特筆すべきは1999〜2000年度地区ロータリー財団年次プログラム基金の寄付総額が世界第1位という快挙達成でございます。
 会員減少、経済不況の中でのこの快挙は、第2650地区ロータリアンの深い人間愛の発露であり、ご指導された大日方弘明パストガバナーに深甚なる敬意を表するものでございます。
 ロータリーの先進地区・第2650地区。幾多の先輩が築き上げた栄光と伝統の地区・第2650地区。私達は20世紀にこれを伝承し伝えていく準備を致しました。準備は万全だったでしょうか。
「科学の栄光の日々は過ぎ去った。科学は限界に近づいている」という議論があります。地球資源を消費する科学という文化も、それを取り巻く社会も変わる時がきているといわれます。ロータリーにおいても、ここ数年見え隠れする「現状のままでのロータリーの限界と障壁についての議論」が現れてくるようになり、ロータリーも変わらなければならないといわれます。しかしロータリーの爆発的進歩の時代に育った私達は、「足るを知る」謙虚さを見失っており、私達の議論はいつも甲論乙駁、ただ混乱をもたらすだけでした。しかし、倦むことなく議論し意見を出し合いました。そしていろいろなことに気づきました。私は以前、職業奉仕は哲学であるが、その周辺のロータリー活動は科学であると言ったことがあります。もしそうだとすれば科学に限界論があるように、ロータリーの科学にも限界論が出てきても不思議ではありません。私達は今その限界に怯え萎縮しているのではないでしょうか。皆さん考えてみて下さい。ロータリーの哲学と科学は奉仕(善意志)というロータリーの無限の資源によって強固に接合しており、一般にいう科学とは違います。デブリンRI会長が「意識を喚起」とおっしゃったのはこの事を指しているのです。ロータリーの無限の資本は私達の有効利用を待っています。皆さん、議論の時はもう過ぎました。21世紀は善意志を喚起し、新世紀に創造の行動を起こそうではありませんか。



年頭所感
21世紀におけるロータリー


国際ロータリー元理事
ロータリー財団トラスティ
パストガバナー 千 宗室

 辛己歳の新春をお元気でお迎えのことと存じます。
 いよいよ21世紀の幕開けとなり、世紀末の何やかやとすさまじい事柄の多かった時代から、平和で人間同士が敬愛し合えるような、新しい時代の到来をと願っております。
 2004年には待望のロータリー国際大会を関西で開くこととなりますし、その翌年には、ロータリー100周年を迎えます。
 皆さんはすでによくご存知のことですが、ロータリーの創立された1905年当時のアメリカは経済恐慌で人心はすさみ、犯罪は巷に満ちている有様でした。これを憂えた青年弁護士ポール・ハリスは良い社会をつくるために、人の和を図り、世の中に奉仕する気持ちを多くの人が持つようにと願い、3人の友人と語らいロータリーを創設したのでした。
 世紀末から新世紀に向けて、今も当時と同じような社会状況が現れているのではないでしょうか。ロータリーは近年、会員減少が大きな課題となり、会員増強を叫ぶあまり、数を増やすことのみにかまけて、ロータリーの本来の姿を充分に体現する会員を入れて来なかったのではないかと反省させられます。
 ロータリーは慈愛・寛容・忍耐を基とした「善意と奉仕」の活動を個々のロータリアンの積極的な参加によって一世紀にわたって続けてきたからこそ、今日のように発展してきたのであります。
 新しい世紀においても奉仕の真の意義を見出し、奉仕を楽しむことによって組織を活性化し、ロータリーの理想を達成したいものです。
 アメリカの童話に“Givings Tree”という物語があります。
「ある所に大きな木があり、その木と仲良くしている少年が居た。少年は毎日毎日その木に抱きついたり、登ったりして成長していった。やがて、少年は青年となり結婚する時、家を建てるので材木を分けてくれないかと木に頼む。木は快く大きな枝を何本も切って家を建てる材木を提供した。さらに数年して青年は志をもって海外へ雄飛したいが船がない。そこで、また木に頼んで船の材木を提供してもらった。青年は海外へ出て活躍し、成功して故郷へ戻る。そして、なつかしいあの木に感謝をしに森へ行くが、すでに木はなく、切り株だけが淋しく青年の来るのを待っていた。」との物語であります。
 この物語を通して、奉仕のあるべき姿をこの木が教えてくれるのです。ロータリアン一人一人がこの“Big Tree”となって次世代の人達を育てて行くならば、ロータリーは21世紀だけでなく永遠にこの世界に輝く存在となるに違いありません。



年頭所感
21世紀、ロータリアンは
何をなすべきか


国際ロータリー元理事
パストガバナー 小谷隆一

 新年おめでとうございます。
 いよいよ21世紀の幕あけであります。新しい世紀を迎え、この1年、心をひきしめ、大いに行動を展開してゆきましょう。
 ロータリーは今、会員の減少という危機的状況の中に、たくましい活路を求めて模索しています。ロータリーの創立100年という年もすぐ目の前に来ています。ポリオ撲滅宣言をうたいあげる日も間近にせまっています。
 しかしバブルのあとの経済的不況は一向に改善されず、市民の生活をおびやかしています。不況の大波をかぶって苦しんでいるロータリアンも少なくないと思います。
 このような環境のときにロータリアンは何をなすべきか。ひと言でいえば自助努力であります。さらにロータリアン同志の友情が必要なのではないでしょうか。
 困ったときにロータリーの友情によって救われた例はいくつもあります。異業種交流という言葉がありますが、一業一社のロータリーにおいて、友人とともに英知を交わし合うなら必ずすばらしい知恵が創り出されるでしょう。またそのようにあってこそ、ロータリーの友情の価値があるのです。
 私どもはロータリー生活の中で常に勉強をしなければなりません。そして経済的苦境を切り抜けることを忘れてはなりません。
 このような困難な時代に、私どもはさらに財団に寄付をし、奉仕活動に尽力しなければならないのか、という反論も出るかもしれません。しかし50億人といわれる地球上の人間の中には、われわれとは比べようもない不幸にあえいでいる人達がいるのです。私どもはその人たちと比較すれば、なんといっても幸せな暮らしをしています。私どもは生死の境にいる人々を救う義務があるのです。
 少しでも余裕があれば、というより余裕をつくって、世界の貧しい人々に対して奉仕活動をつとめようではありませんか。
 なお、今世紀はITの世紀といわれています。先走りするより、乗り遅れしないように心がけて下さい。
 皆さまにとって幸せの多い年になりますようにお祈りしています。



ローターアクト海外研修に同行して
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
地区ローターアクト委員会
委員 西村孝之 (京都山科RC)

研修団一行

 11月2日(木)、久しぶりにアジア圏を離れ、ロータリアン3名、ローターアクター37名一行は玉井委員長から戴いたお守りを胸に、自然豊かな、そしてオリンピックの残り香漂うシドニーに無事到着。北村団長が掲げたこの度の目標は、文化と慣習を学ぶ、英会話に挑戦する、ホームステイの経験、日本の文化を紹介する事でした。特にメインのホームステイでは、ホストファミリーが電車に1時間半も乗って迎えに来られ、感謝と同時にオーストラリアの広大さを感じました。アクターは事前研修で申し合わせにそって期待と不安の中、体当りでテーマにチャレンジし好評を得ました。パーティーにはガバナーエレクトのハロルド氏夫妻をはじめ、ホストファミリー、多くのシドニーのアクターが参加され、和気あいあいの内にフィナーレを迎え、今度はもっとゆっくり来てくださいとの暖かい声を背に受け、大きな成果をお土産に帰国の途につきました。
 今年度の海外研修の成功に当たっては、十分な準備をされたお世話役の活躍、参加されたアクターがそれぞれに与えられた役割を十分に果たした事、派遣にご支援賜った提唱ロータリークラブ、送りだして戴いたローターアクトクラブの皆様の連係したお力添えの賜物と存じます。
 海外研修は国際的にロータリーとローターアクトの接点の場としてお互いの理解と親しみの向上につながると思います。

RI第2650地区インターアクト地区大会
国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度
地区インターアクト委員会
委員 竹内弘太郎 (京都洛中RC)


 

 去る11月5日(日)に西本願寺の北に隣接する聞法会館に於いて、RI第2650地区インターアクト地区大会が平安高等学校IACがホストを勤めて開催されました。
 ご来賓の遠山正樹平安高等学校校長、山崎ガバナー、大日方諮問委員はじめ、地区役員、各クラブIAC委員長を含めロータリアン70名、インターアクター127名(13クラブ)、ローターアクター5名の参加を得て、平安高等学校IAC会長石田頼仁君の点鐘で始まりました。
 今大会のテーマは「共に生きよう」−奉仕と共生−で、ハンディのある人も無い人も共に認めあい、奉仕という活動を通して共に生きて行こうという願いが込められています。
 記念講師には、タレントの清水圭氏を迎え、またアクターの交流の場として手作り名刺の交換会が開かれて、和やかな雰囲気の中で進行され、ローターアクターの司会による各クラブの発表会も内容のある意見発表で充実した大会となりました。平安高等学校IACの皆さん、顧問の小須賀先生、またスポンサーの京都洛中RCの皆さん、大変ご苦労さまでした。

「新世代会議」活動『自然と遊ぼう』実施
国際ロータリー第2650地区
鯖江北RC
青少年活動委員会

 

 昨今、青少年が引き起こす事件が社会問題になっております。その要因は複雑で、一言で片付けられるものではありませんが、もう少し心に豊かさやゆとりがあれば、事件を防げたのではないかと考えます。そこで私たちロータリークラブでは、子供達が野外で遊び、自然に親しむ機会を作ることで、新世紀をになう子供達の健全育成に少しでもお役に立てればと願っており実施致しました。

日時 平成12年10月1日(日)
場所 武生市みどりと自然の村(太陽広場)
対象 神明小学校 高学年生と保護者
参加者 生徒48名 保護者22名 ロータリアン23名

AM8:00 神明小学校 集合 バス移動
AM8:30 武生市白山栗生産組合(栗拾い)バス移動
AM10:00 武生市みどりと自然の村(太陽広場)オリエンテーション
AM10:15 巣箱作り
AM12:30 昼食
PM1:30 巣箱取付(自然観察)
PM3:00 ゲーム(お別れ会)
PM3:30 バス移動
PM4:00 神明小学校帰着(解散)

「あらぐさバザー」への支援
国際ロータリー第2650地区
京都西山RC
広報資料委員会
委員長 小塚健恒

 

 10月22日(日)、長岡京市立産業文化会館において「重症心身障害者通所あらぐさ」のバザーが開催されました。京都西山RCとあらぐさとの交流は今年で6年目になります。これまでも芋堀り、リンゴ狩りなど交流を深めてきました。当クラブとしても会員の協力のもと、クラブのハッピを着用の上、ニンジン、ジャガイモ、ネギ、サツマイモ等の野菜を大きな掛け声で全て売り切りました。完売の際は全員で拍手をし、その売上金を寄付しました。
販売の様子

舞鶴ロータリークラブエコスクール2000クリーンまいづる探検隊
国際ロータリー第2650地区
舞鶴RC
社会奉仕委員会
委員長 南 房夫

 

 舞鶴クラブは環境学習をとおして青少年の健全育成を図る目的で標記事業を実施いたしました。
 10月22日、好天。公募した舞鶴市内の学童と保護者ら120余名が参加、舞鶴湾の海と自然の現状を体験学習し清掃活動を行いました。
 参加者は京都府漁連で「クリーンまいづる探検隊」の結団式を行った後、職員から海や魚の話を聞き、魚のセリ市を見学、京都大学水産実験所でプランクトンと水産資源の係わりを学び、東洋一の魚類標本を見学しました。その後京都府青年の島「戸島」へ移動。手作りのカレーで昼食を取った後、海岸に漂着したゴミを軽トラック1台分回収。島内に育つ65種類の樹木にネームプレートを付けたり島内の植物観察をし、その後汽船で湾内を巡行。生息動植物と史跡等の説明を行い、参加者の環境保全の大切さへの認識を深めて好評の内に終了しました。
 当事業は近年の会員の減少と限られた予算で効率的運営を迫られる中、継続事業を見直し、青少年・環境保全委員会の合同事業とし、時代に沿う事業として本年度新たに企画実施したもので、これにより事業の効率化が図れ活性化につながりました。
 広報委員会はPRを担当し、報道機関に説明。当事業とロータリーの活動に理解と共感を得て募集記事と当日実施記事が新聞数社に掲載され、テレビでも放映されました。これにより環境問題の大切さと舞鶴RCの活動に対する理解と認識が一層深まり、2000年を締めくくる記念すべき事業となりました。

チャリティ公演
国際ロータリー第2650地区
京都西山RC
広報資料委員会
委員長 小塚健恒

 

 11月11日(土)、当クラブ社会奉仕委員会主催のもと、女流講談師 神田 紫師匠をお招きし「チャリティ公演」を、京都府長岡京記念文化会館において午後2時より3時30分まで開催しました。終了後、義援金をお願いし、京都新聞社会福祉事業団と地元の心身傷害施設あらぐさ共同作業所に寄付しました。

チャリティ公演及び「南部坂雪の別れ」の内容
 日本の伝統芸能である講談の歴史と現況等を勉強しながら楽しんでもらう「南部坂雪の別れ」は、大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)が、討ち入り前に浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)の奥方の瑶泉院(ようぜいいん)に暇乞いをする忠臣蔵の名場面の一つと言われている。忠臣蔵は殆ど男性の世界であるが、この中でも南部坂雪の別れは女性が中心となった場面でもあり、それを女流講談師が語る。瑶泉院へ行くときに上る坂が南部坂である。
 複雑な心情を巧みな弁舌で表現する一方、笑いも織り交ぜ、最後まで客席をひきつけました。
 チャリティ公演の目的は、市民の皆様に講談を楽しんで頂くことと、可能なら帰りにチャリティ箱にいくらかでも寄付していただき、その義援金を京都新聞社と施設に寄付するところにありました。

1月16日(火)〜2月15日(木)行事予定


日付 内容 場所
1/18(木) 国際奉仕委員長会議(福井)14:00〜 福井ワシントンホテル
国際交流委員会(13:30〜) ガバナー事務所分室
1/20(土) 第10回青少年委員会(10:00〜) ホテル京阪京都
第2回青少年委員長会議(13:00〜) ホテル京阪京都
財団国際親善奨学生予定者オリエンテーション 京都パークホテル
財団国際親善奨学生帰国報告会(13:00〜) 京都パークホテル
1/21(日) 次年度受入学生研修会 京都商工会議所
RAC第3回地区運営委員会(午前)
京都紫野RAC設立総会(16:30〜)
京都ブライトンホテル
1/23(火) 京都西南RCプロバスクラブ発会式(15:00〜) 京都センチュリーホテル
1/24(水) 国際奉仕委員長会議(京都南部)14:00〜 京都商工会議所
1/25(木) 国際奉仕委員長会議(滋賀)14:00〜 ホテルサンルート彦根
1/27(土) 2001-2002年度第1回地区委員長連絡会議 ホテルグランヴィア京都
1/28(日) RAC第2回ゾーン別会長幹事会
第2回GSE受入れ説明会(13:00〜)
ホテル京阪3F「菊の間」
1/30(火) 国際奉仕委員長会議(京都北部)14:00〜 天橋立ホテル
2/1(水) 国際奉仕委員長会議(奈良)14:00〜 奈良ホテル
2/2(金) 米山奨学委員会選考会(9:00〜) ホテルグランヴィア京都
2/3(土) 環境保全・社会奉仕合同委員会(11:00〜) 滋賀県立文化産業交流会館
第4回諮問委員会(11:00〜) 滋賀県立文化産業交流会館
第2回合同地区委員会(13:00〜) 滋賀県立文化産業交流会館
RAC国内研修会
4地区情報交換交流会(13:00〜)
大津プリンスポテル
2/4(日) RAC国内研修会
4地区情報交換交流会(12:00〜)
大津プリンスポテル
2/5/(月) 2001年度米山奨学選考(京都ブロック)(9:00〜) 京都商工会議所
2/6/(火) 職業奉仕委員長協議会(13:00〜) 京都リサーチパーク
2/9/(金) 2001年度米山奨学選考(滋賀ブロック)(13:00〜) 草津エストピアホテル
2/10(土) 地区環境保全委員長会議(13:30〜) 京都テルサ

2月は「世界理解月間」です

世界理解月間に際して−内なる国際化

国際ロータリー第2650地区
2000〜2001年度 国際交流委員会
委員長 徳田定弘 (大津RC)

顔写真

 日本の近年の三大社会現象、老齢化、情報化、国際化が言われ始めて久しくなりますが、国際化というのが一番分かり難い変化ではないでしょうか? 確かに日本の海外渡航者は増え続け、また外国人も昔に比べると多く見かけるようになり、日常生活上でも外国産のものがあらゆる所に行き渡ってはいますが、果たしてそれだけが国際化なのでしょうか? ベテランの同時通訳の方のお話では、通訳の究極のポイントは外国語をいかに良く理解しているかよりも、「いかに日本語を良く知り、いかに日本語のボキャブラリーを多くもっているか」にあるそうです。また優れた国際人というのは英語がウマイ、とか海外旅行の回数や留学、駐在年数とは関係なく、いかに自分の国のオリジナリティーとがアイデンティティーをしっかり持っているか、にあるそうです。まず日本人としての自分の教養や知識を高めること、それが国際化の大事な要素であると思います。我々ロータリアンもまずしっかりと自分の内側から国際化を進めるべきと考えます。当年度国際交流委員会もこのような考えから出発して活動しております。現在までの活動状況と今後の予定を紹介いたします。

【1】前年度、台湾3480地区より寄贈を受け、大日方ガバナー年度に選出したロータリー財団文化研修の為3ケ月国際奨学生、びわ湖八幡ロータリークラブ推薦の福井貴子さんは8月25日に日本を出発し、台北にて3ケ月の研修中です(平成12年11月現在)。台北の中和、北門クラブなどの会員やアパートの隣人の方々の助けで元気にやっているようです。9月20日には陳水扁総統ともお会いしたそうです。留学の成果を期待しております。

【2】台湾からの寄贈のお返しに宮崎、大日方、両パストガバナー、山崎ガバナーのご尽力でシェアーシステムを使って台湾3480地区にロータリー財団3ケ月文化研修奨学金を寄贈することができました。選考は3480地区で行われ、中華民国東呉大学助教授の柯瓊鳳さんが選考されました。次期ロータリー年度中に来日されますので当委員会でお世話することになります。

【3】上記の奨学金のご縁から本年度友情交換は台湾3480地区と交流することになりました。派遣は2001年3月30日から4月5日まで、受入は4月19日から25日まで、お互いの地区大会に参加します。現在のところ応募者が少ないのでふるってご参加をお待ちしています。募集要項はガバナー月信3号にあります。

【4】次年度友情交換は前年度GSEがアメリカ、ペンシルバニア7350地区と実施されましたので時の団長、栗東ロータリークラブの松本氏の紹介で同地区と行うことになり、委員長が8月米国ペンシルバニアを訪れカール・フローアPDG、ボブ・ハリソンPDG、ジョー・ウォルフィンガー国際交流委員とお会いし大筋を決定し合意してまいりました。受入は2002年3-4月、派遣は同年5-6月の予定です。