国際ロータリー第2650地区(滋賀、福井、京都、奈良)
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08年地区インターアクト海外研修報告
微笑みの国タイ王国

国際ロータリー2650地区インターアクト海外研修
実行委員長・地区インターアクト委員長 北島 恬


 今年度の研修は8月3日〜8日までタイ国東北部のナコーン・ラチャシーマ県・ダンクーントッド村・バーン・パンチャナ校(幼・小・中合併校)において、IACメンバー21名・顧問教諭5名・橋本直前ガバナー諮問委員・地区委員4名計31名が参加して行われた。
 この研修は《ダルニー基金への募金》をインターアクト生徒たちが自ら行い、タイの学業困難な児童に安心して学校に通い勉学できるよう、奨学金と教材を贈る事がメーンであり、それを携えて現地訪問し国際理解を増進する事業である。
 8月4日正午頃目的地に到着、ウェルカムセレモニーに始まり6日フェアウェルセレモニーまで充実した研修が組まれた。学校の全生徒や園児は勿論、村中挙げての歓迎を受け、さらに民家でのホームステーにいたるまで全てこの村のお世話になった。研修内容や交流は参加メンバーの報告のとおりだが、この研修に向けて委員会ではインターアクトの八つの目的に沿った内容にすべきであること、さらに地区テーマ〈ドッキドキ*インターアクト〉を目標に、現地法人EDF(企画・実施)・ツアーコンダクターと綿密な計画のもとこれに臨んだ。生徒たちは初めての参加が殆どであるが、昨年・一昨年経験済みの内容ある研修の再現と新企画も含めた体験ゾーンを組み入れた。
 パンチャナ校のニコム校長は昨年同様教育に力を注ぎ黙々と働いておられ、この県でも優秀な学校長として評価が高い先生である。先生達もいうまでもなく、生徒たちも実に素直で明るい。その様子は一目瞭然であることは参加者も充分認識したと思われる。
 8月5日にはこの村の中心地にある高校を訪問し、学校バンドではタイ全国一となった演奏が披露され、その後広くて快適な学校全体で生徒たちとの自由な交流が展開され、帰り時間が超過したほど有意義な親善大使ぶりであった。
 参加者一同、パンチャナ村の方たちや子供の懸命な姿に人間そのものの原点を思い、きっと明るい未来が待ち受けているだろうことの思いを強くし、明るく出迎え、心地よく過ごさせていただいた学校とこの村に万感の意を込め、全員感涙に咽んだ別れをなしたことは言うまでもない。
 6日朝、心地よく爽やかな風に送られ現地を離れ、アユタヤのホテルでゆっくりと疲れを癒した参加者は8月7日バンコク発、8日早朝、関西国際空港に全員無事に到着、3日出発時に比べ明らかに差異を見せるその成長ぶりに目を見張ったのは私だけではないだろう。お世話を受けたパンチャナ村でのホームステー、そしてタイの子供たちとの感動的な出会いと別れに余韻を残しながら全員帰宅の途についた。
 微笑の国と言われるタイ、そこで出会った多くの人々、出会いから別れまでいつも拝みあいながら微笑みをくれる人懐こい子供たち、互いに助け合いながら両国共によき国を創造できればと願う。
 


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